クロアワビタケ くろあわびたけ 黒鮑茸

クロアワビタケの概要

名前 クロアワビタケ
漢字 黒鮑茸

クロアワビタケはヒラタケの仲間で、台湾から日本に導入されました。
味は淡泊ですがアミノ酸が多いので旨みが強くアワビのようなコリコリとした食感がします。
傘が黒いこととコリコリした食感がアワビに似ていることから「黒鮑茸(くろあわびたけ)」と呼ばれています。
ただ、日本に自生するオオヒラタケとほとんど同一種であるとされています。

選び方のポイント

クロアワビタケは成長すると傘が開いてきて水分量が多くなります。
コリコリとした食感を楽しみたい場合は成長しきっていないものを選ぶと良いでしょう。
また、傘の表面の黒いシミのような跡や足が黒いのは味には影響しないので気にする必要はありません。

袋に水滴が付いているものは保存期間が短くなるので避けましょう。

食べ方・調理のポイント

キノコを洗うと風味が落ち、菌床栽培のキノコは洗う必要がないと言われています。
しかし、稀にゴミ等が付着しているので濡れ布巾で表面を拭くか、サッと洗うに留めます。
洗う場合は3~4%の塩水を使うと水分が含まれるのを防止する効果があります。

クロアワビタケは傘の部分だけでなく足の部分まで食べられます。
傘の表面の黒いシミのような跡や足が黒い部分があっても切り取る必要はありません。

キノコは生では食べられないので必ず加熱します。
コリコリした食感を活かすために、油で揚げるか、炒めた方が美味しく食べられます。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫
保存日数(目安) 2~3日程度

パックのままヒダ(裏側)を上にして冷蔵庫、又は野菜室に保存します。
野菜室でも構いませんが、温度が高いため冷蔵庫より保存期間が短くなります。
水分が多いため早めに食べるようにします。

パックを開けてしまった場合や水滴が付いている場合は、水滴を拭いてからポリ袋等に入れて保存します。