ヤーコン

ヤーコンの概要

ヤーコンはサツマイモに似た形をした芋で、肥大化した根を食べます。

通常の芋はデンプンを多く含みますが、ヤーコンはフラクトオリゴ糖を多く含んでおり、貯蔵することでオリゴ糖に変わって甘味が出ます。
このため、甘味はありますがシャクッとした芋らしくない食感がします。
また、水分が多いため生で食べることが多いようです。

生鮮食品としての流通は少なく、オリゴ糖による健康食品として扱われることが多い食材です。

ヤーコンの旬は地域にもよりますが、基本的に雪が降る前に収穫します。
生産量の多い寒い地域では10月頃から収穫が始まり、1か月程度貯蔵して甘味が増す11月～12月が旬となります。
温暖な地域では4月頃まで食べられます。

食材			1月			2月			3月			4月			5月			6月			7月			8月			9月			10月			11月			12月
ヤーコン

ヤーコンの栄養価は全体的に低く、他の芋と比較して特に優れている点はありません。
しかし、難消化性のオリゴ糖の整腸作用で便秘改善に効果があり、ポリフェノールも赤ワインと同程度含まれるとされています。

目標量: 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量: ほとんどの人が充足している量。
目安量: 十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量: 半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
耐容上限量: 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
－(ハイフン): 未測定。
0(ゼロ): 食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。
Tr(微量、トレース): 最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
( )カッコつきの数字: 諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。

出典：日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典：日本人の食事摂取基準 2020年

涼しい地域の方が生産しやすいこともあり、最近では北海道の生産量が多いようです。

食材名

ヤーコン

ヤーコンはほとんど農薬を使わないので農薬の心配はありません。
窒素肥料も同程度の使用量の芋と比較すると窒素残留も心配ないでしょう。

食材	化学合成農薬平均成分回数	化学肥料平均窒素成分 (kg/10a)	集計範囲
ヤーコン	1	15.4	10都道府県