行者ニンニク 行者にんにく ぎょうじゃにんにく 行者葫

行者ニンニクの概要

名前 行者ニンニク
漢字 行者葫
別名(例) アイヌ葱(ネギ)
キトビロ
山葫(ヤマニンニク)
山蒜(ヤマビル)

行者ニンニクは北海道の山菜として有名な野菜で、細長い葉を食べます。
茎の部分がネバネバしており、シャキシャキとした食感とニンニクの名前がつく程にニラのような強い香りがします。

「修行している行者がこっそり食べていた」とか「滋養がつきすぎて食べることを禁じられた」から「行者葫(ぎょうじゃにんにく)」の名前がついたとか。

成長が遅く最初は葉が1枚しかつかず、2枚つくのに5年程度も要してようやく収穫できるようになります。
繁殖力が弱く乱獲で数が減っているため、天然物はあまり流通していません。

選び方のポイント

茎が太く短めのものを選びます。
葉が開くにつれて香りが薄れるので、香りを楽しむ場合は葉が開いていないものを選びます。

食べ方・調理のポイント

行者ニンニクは香りが強いため、豚肉(ビタミンB1)と一緒に調理したり冷凍すると匂いが抑えられます。

ニンニクと同様にアリシンによる優れた殺菌力・抗菌力を持ちますが、生で摂取するとお腹を壊すことがあります。
アリシンは水溶性で熱に弱いですが、脂と一緒に調理すると分解されにくくなります。
さっと油で炒めて食べると良いでしょう。

なお、食べた後は口臭にご注意を。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 4日程度

根元を湿らせたティッシュ等にくるんでポリ袋等に入れ、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存します。

匂いが強いのでポリ袋はしっかり密閉すると良いでしょう。