アサツキ あさつき 浅葱

アサツキの概要

名前 アサツキ
漢字 浅葱
別名(例) 糸葱(イトネギ)
センブキ
千本分葱(センボンワケギ)

アサツキはネギに近い野菜でチャイブの変種と言われています。
色が葱(ねぎ)よりも浅いことから「浅葱(あさつき)」と名付けられました。

アサツキは球根で増える多年草で、上部のみ刈り取ると春秋の年に2回、複数年にわたって収穫できます。
根(球根)ごと刈り取ると球根も食べることができます。

他にも球根から出てきた新芽も食べることができ、成長したものに比べて辛みが強くシャキシャキしています。

選び方のポイント

薬味として使用する場合や小ネギの代わりに使用する場合は細長く成長したアサツキを選ぶと良いでしょう。
加熱調理する場合はアサツキの新芽の方がシャキシャキ感やほのかな甘みを楽しめます。

ただ、東日本では葉ネギを若どりした代用品が「アサツキ」の名前で売られていることがあり、それが定着しています。
見分けるのは難しいのですが、旬から外れているもの、根元(球根になる部分)が膨らんでいないものは代用品と考えて良いでしょう。
アサツキの新芽は代用品が流通することはありません。

食べ方・調理のポイント

アサツキは小ネギと同様の使い方で基本的には問題ありません。
ただ、薬味等で生のまま食べる場合はネギに比べて辛みが強くなります。

アサツキの新芽は辛みが強いため生食には向きません。
シャキシャキ感や辛みを活かすために加熱時間は短めにします。

また、アサツキにはニンニクと同様にアリシンによる優れた殺菌力・抗菌力を持ちます。
アリシンは水溶性で熱に弱いですが、脂と一緒に調理すると分解されにくくなります。
アリシンを有効に摂取するためにはさっと油で炒めて食べると良いでしょう。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 5日程度

ポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。

湿らせたキッチンペーパー等で包んでからポリ袋に入れた方が保ちが良くなりますが、アサツキは長さがあるため現実的には難しいでしょう。