芽キャベツ 芽きゃべつ めきゃべつ
芽キャベツの概要
名前 | 芽キャベツ |
別名(例) |
子持甘藍(コモチカンラン) 姫甘藍(ヒメカンラン) 姫キャベツ |
芽キャベツは脇芽(枝と枝の間に伸びる芽)が結球化するキャベツの変種です。
大きさは直径が3~4cm程度で、一つの茎から50~60個もの芽キャベツが収穫できます。
芽キャベツにはアク(苦み)がありますが、一口サイズの大きさでありながら普通のキャベツに比べて栄養価が高く甘みがあります。
選び方のポイント
緑色が濃く、巻きが固いもの(重いもの)を選びます。
また、芽キャベツは日持ちが良いため、切り口が綺麗な新鮮なものを選ぶようにします。
食べ方・調理のポイント
芽キャベツは結球が固いこともあり火が通りにくく、少しアク(苦み)があります。
そのため、アク(苦み)が気になる場合は下茹でしてから利用します。
下茹でする際は外側の葉を1~2枚程度取り除き、芯に十字の切り込みを入れてから1~5分程度茹で、ザルに上げるか、色止めした場合は冷水で冷まします。
煮込み料理に使用する場合は1分、炒め物等の加熱時間が短い場合は5分等、下茹での時間は調理方法に応じて調整します。
半分に切る等する場合は下茹での後に切ります。
なお、揚げ物にする場合は下茹では必要ありません。
芽キャベツの旬
芽キャベツの旬は主に12~3月で、温かい地域では11月頃から収穫できるところもあります。
春植えして夏に収穫できる品種もあるようですが、あまり流通していません。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
芽キャベツ |
芽キャベツの栄養
芽キャベツは食物繊維、ビタミンK、葉酸、ビタミンC、カリウムを多く含んでいます。
特に葉酸、ビタミンCは野菜の中で上位に入ります。
キャベツの仲間ですが、キャベツよりもこれらの栄養を倍以上含んでおり、非常に栄養価の高い野菜です。
また、丸ごと調理する特性から、キャベツに比べて調理時の栄養の損失が少ない点も見逃せません。
食材を選択 | |
年齢 | |
性別 |
|
可食部重量(g) | |
重さの種類 |
|
項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
---|---|---|---|---|
エネルギー |
|
|||
タンパク質 |
-
|
|||
脂 質 |
脂質 |
-
|
||
脂 肪 酸 |
飽和 |
-
|
||
一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
|||
多価不飽和(n-3) |
-
|
|||
多価不飽和(n-6) |
-
|
|||
コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
||
食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
||
不溶性 |
-
|
|||
総量 |
-
|
項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
---|---|---|---|---|
脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
|
||
ビタミンD |
-
|
|
||
ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
|
|
||
ビタミンK |
-
|
|
||
水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
|
|
ビタミンB2 |
-
|
|
||
ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
|
|
||
ビタミンB6 |
-
|
|
||
ビタミンB12 |
-
|
|
||
葉酸 |
-
|
|
||
パントテン酸 |
-
|
|
||
ビオチン |
-
|
|
||
ビタミンC |
-
|
|
- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
芽キャベツの産地
芽キャベツは施設栽培もされていますが、ほとんどが露地栽培で、9割以上が静岡県で栽培されています。
食材を選択 |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
不要 |
芽キャベツは農薬の使用が少し多めで、窒素肥料をかなり多く使用しています。
ただ、栽培期間で考えれば農薬の使用はそれ程多いとは言えず、窒素残留が少ないので窒素肥料の使用量も問題ないでしょう。
そのため、有機栽培(オーガニック)等にこだわる必要はないでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
芽キャベツ | 11.3 | 32.7 | 2都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
---|---|---|---|---|
芽キャベツ/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr | ||
芽キャベツ/ゆで | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています