カリフラワー

カリフラワーの概要

名前 カリフラワー
別名(例) 花甘藍(ハナカンラン)
花椰菜(ハナヤサイ)

カリフラワーはケールの花蕾(からい)が大きくなるように改良された野菜です。
主に蕾(つぼみ)の集合体である花蕾(からい)が開花する前のものや茎を食べます。

癖のない淡泊な味と独特の歯ごたえが特徴で、世界中で広く用いられています。
日本では白色が主流ですが、様々な色のカリフラワーがあります。

以前は白い野菜の珍しさから人気がありましたが、近年は近縁種のブロッコリー人気に押されているのが実情です。
しかし、ブロッコリーと違って青臭さがなく、調理法を改善することで実は美味しく食べられる野菜です。

選び方のポイント

花蕾(からい)全体が白い(同じ色)で、花蕾が硬くしまっているものを選びます。

カリフラワーは葉が付いたま出荷されることが一般的です。
これは輸送中に他のカリフラワーと接触するのを防ぐ意味があります。
輸送中に他のカリフラワーと直接接触してこすれると花蕾が傷んで茶色く変色してしまいます。

また、貯蔵日数が長くなると花蕾に隙間ができてきます。

食べ方・調理のポイント

洗いにくい食材なので小房に分け、ボウルに貯めた水に入れて洗います。
水に20分程度つけておくと潜んでいる虫が出てくることがあります。
なお、花蕾(からい)の一部が茶色く変色している場合は茶色い部分を取り除けば他の部分は食べることができます。

味と食感を活かすにはカリフラワーは「生」で食べることをお勧めします。
生だと食感が強すぎると感じる場合は30秒~1分程度加熱すると食感が柔らかくなります。
日本でカリフラワーの人気がないのは調理法に問題があることも一因です。
加熱時間が長いとボソボソとした食感になって美味しくありません。

カリフラワーは芯も食べられ、芯は固いのでしっかり火を通します。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 3日程度

ポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。

長期間保存すると蕾(つぼみ)が開いて味が落ちてしまうので早目に食べましょう。

カリフラワーの軟白化

日本では白色の品種が一般的ですが、本来は黄色がかっているものを日光に当てないようにして軟白化したものを収穫しています。
これは白色でないと流通価格が下がってしまうためです。

色に拘りを持つ生産者もいるので一概に悪いとは言いません。
しかし、カリフラワーがブロッコリーに比べて生産量が少ない原因の一つに、花蕾の軟白化のために外葉を折ってかぶせる手間が挙げられ、生産者に敬遠される要因となっています。

現在は紫や橙色等のカラフルな品種が広がってきており、これらに軟白化は必要ありません。
また、白品種も軟白化しなくても味は変わりません。

このため、本来はカリフラワーの色に拘わる必要はありません。