食用ギク 食用ぎく 食用菊

食用ギクの概要

名前 食用ギク
漢字 食用菊
別名(例) 食菊(ショクギク)
料理菊(リョウリギク)

食用ギクは菊の花のうち、主に食用にするものを指します。

菊としては多くの種類がありますが、食用としては数種類(延命楽・阿房宮・小菊等)に限定され、花弁(花びら)を食用とする大輪種と、料理のツマ等で利用される小輪種があります。
特に大輪種は花弁の食感を高めるために丸くなるようにする等の品種改良が行われています。

食用菊は観賞用に比べて苦みが少なく、甘みがあり、シャキシャキした食感があります。
ただ、味を楽しむより、飾り(かざり)や彩り(いろどり)を楽しむために使うことが多いでしょうか。

また、菊には殺菌効果があることから小輪種が刺身のツマ等で利用されています。
ただ、冷蔵技術が向上した現代では実質的には飾りとして使われています。

選び方のポイント

大輪種の食用ギクは花弁(花びら)が筒状に丸まっているものの方が食感は良いです。

食べ方・調理のポイント

食用ギクは花の状態のまま水洗います。

大輪種は花弁(花びら)のみ食べるため、花弁をむしって真ん中の萼(がく)から外します。
その際、中心部の花弁は苦いので少し残すようにすると良いでしょう。

花弁を茹でる場合は、茶色っぽくなるのを防ぐためにお湯500mlに対して酢を小さじ1を加えます。
しんなりするまで30秒程度茹でたら冷水で冷やします。

刺身のツマとして添えている小輪種は生のまま添えられていますが、そのまま食べられます。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 3日程度

ポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。