未成熟ラッカセイ 未成熟らっかせい 未成熟落花生

未成熟ラッカセイの概要

名前 未成熟ラッカセイ
漢字 未成熟落花生
別名(例) 生ラッカセイ
生ピーナッツ
南京豆(ナンキンマメ)

ラッカセイはピーナッツと呼ばれる方が多いでしょうか。
南米が原産で、日本には江戸時代に伝わり「南京豆(なんきんまめ)」と呼ばれていました。
豆の一種ですが、脂肪分が多いことから種実類として扱われます。
通常は成熟した豆を乾燥や焙煎したものが売られていますが、収穫時期は成熟前の生のラッカセイが野菜として売られています。

通常の豆は花が咲いた地上に実をつけますが、ラッカセイは地中に子房柄と呼ばれる蔓が伸び、地中で豆を実らせます。
このため、殻付きで流通するラッカセイには土がついていることがあります。
このような花が落ちて地中に実を生む様子から「落花生(らっかせい)」と名付けられたとされています。

成熟して乾燥させたラッカセイは成分が凝縮されて脂肪分を強く感じますが、未成熟な状態で収穫した生のラッカセイは味がサッパリしています。

選び方のポイント

生のラッカセイは時期が限られることもありますが、スーパー等でみかける機会が少ない野菜でもあります。
あまりえり好みはできませんが、生のラッカセイは茹でたり蒸して食べることが多く、茹でて食べるのに向いた品種があります(乾燥に向かないわけではありません)。
「郷の香(さとのか)」「おおまさり」「ジャンボ落花生」等が代表的な品種でしょうか。
また、未成熟な状態で食べる生ラッカセイは成長しすぎてあまり太くなりすぎていないものを選びます。

食べ方・調理のポイント

ラッカセイは生では食べられず、脂肪分が多いためすぐに酸化してしまうので、購入後はなるべく早く茹でたり蒸す必要があります。
ラッカセイにはアクがあるので、茹でる場合は3%の塩水1~2Lに殻ごとラッカセイを入れ、落し蓋をして30分程度茹でます。
水っぽくなるので茹でた後はザルに上げ、しっかりと水を切ります。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 2~3日程度

ラッカセイは脂肪分が多く、すぐに酸化してしまうためポリ袋や密閉容器等に入れて空気が入らないようにし、冷蔵庫(野菜室)に保存します。
生のラッカセイは保存が効かないので早めに茹でるようにします。