のらぼう菜 のらぼうな 野良坊菜

のらぼう菜の概要

名前 のらぼう菜
漢字 野良坊菜

のらぼう菜は東京都西多摩地方や埼玉県飯能市付近で多く栽培されてきた野菜です。
西洋ナバナの一種で、トウ立ちした(花が咲く茎が出た)茎や葉、つぼみを食べます。
ナバナ特有の苦みが少なく、ナバナの中では茎が太めですが、コリっとした食感で柔らかく、甘みのある美味しい野菜です。

のらぼう菜には赤紫色を帯びたものと、緑色のものがあります。
のらぼう菜は寒さに強く、寒くなるとアントシアニンを生成して茎が赤紫色を帯びて甘くなります。
ただ、赤紫色が出にくい品種もあり、最近は緑色ののらぼう菜の方が一般的になってきているようです。

選び方のポイント

のらぼう菜に限らず西洋ナバナは茎が伸びすぎると硬くなってしまうので、つぼみがあまり伸びておらず葉から飛び出ていないものを選びます。
茎が赤紫色がかっているものを選ぶと冬の寒さで甘くなっています。

食べ方・調理のポイント

ナバナは野菜としては成長していて硬いため、生では食べられません。
一般的には茹でてお浸しや和え物にすることが多いようですが、のらぼう菜は炒め物にも向きます。

茎は固いため1分程度、葉は30秒程度茹でるに留めます。
色落ちを防ぐ場合は茹でた後に冷水ですぐに冷やします。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 3日程度

水を含ませたポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存します。