ナトリウム

ナトリウムは体内の浸透圧の維持(塩分濃度の調整)、栄養吸収の促進、神経伝達や筋肉の収縮支援(電気信号の伝達に関与)等に関与しています。

食塩の主成分である塩化ナトリウムや、旨み成分であるグルタミン酸ナトリウム等の化合物を摂取する事で体内に取り込みます。
食塩からの接種が多いため、食塩相当量とナトリウムは以下の式で換算できるとされています。
食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54/1000。

ナトリウムを過剰に摂取すると、むくみ、高血圧等のリスクが知られています。
日常的に多くの塩分を摂取していることから、ナトリウムの摂取を減らすためには塩分を減らす必要があります。

同様の理由でナトリウムが不足する事は基本的にはありません。
ただし、データで示していませんが成人のナトリウムの推定平均必要量は600mg程度であり、極端に塩分を制限してはいけません。
また、スポーツ等で大量の発汗がある場合は一時的にナトリウムが不足する事があり、運動機能等に支障が出るため塩分の補給が必要となります。

目標量は食塩相当量から算出しています。

ナトリウムを多く含む食材(魚介)

ナトリウムを多く含む食材(魚介)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 ホヤ/生 1300mg
44%
目標量
2953mg以下
 
2位 アサリ/生 870mg
29.5%
目標量
2953mg以下
 
3位 ハマグリ/生 780mg
26.4%
目標量
2953mg以下
 
4位 ナマコ/生 680mg
23%
目標量
2953mg以下
 
5位 アゲマキ/生 600mg
20.3%
目標量
2953mg以下
 
6位 イガイ/生 540mg
18.3%
目標量
2953mg以下
 
7位 チョウセンハマグリ/生 510mg
17.3%
目標量
2953mg以下
 
8位 カキ/養殖/生 460mg
15.6%
目標量
2953mg以下
 
9位 イタヤガイ/養殖/生 450mg
15.2%
目標量
2953mg以下
 
10位 オキアミ/生 420mg
14.2%
目標量
2953mg以下
 
11位 しらす/生 380mg
12.9%
目標量
2953mg以下
 
11位 ツブ/生 380mg
12.9%
目標量
2953mg以下
 
13位 ガザミ/生 360mg
12.2%
目標量
2953mg以下
 
14位 イセエビ/生 350mg
11.9%
目標量
2953mg以下
 
15位 タラバガニ/生 340mg
11.5%
目標量
2953mg以下
 
16位 ミルガイ(水管)/生 330mg
11.2%
目標量
2953mg以下
 
17位 ホタテガイ/生 320mg
10.8%
目標量
2953mg以下
 
18位 ズワイガニ/生 310mg
10.5%
目標量
2953mg以下
 
19位 アカガイ/生 300mg
10.2%
目標量
2953mg以下
 
19位 アマエビ/生 300mg
10.2%
目標量
2953mg以下
 
19位 バカガイ/生 300mg
10.2%
目標量
2953mg以下
 
22位 コウイカ/生 280mg
9.5%
目標量
2953mg以下
 
22位 マダコ/生 280mg
9.5%
目標量
2953mg以下
 
24位 エイ/生 270mg
9.1%
目標量
2953mg以下
 
24位 ホタルイカ/生 270mg
9.1%
目標量
2953mg以下
 
26位 タイラガイ(貝柱)/生 260mg
8.8%
目標量
2953mg以下
 
26位 トコブシ/生 260mg
8.8%
目標量
2953mg以下
 
28位 イイダコ/生 250mg
8.5%
目標量
2953mg以下
 
28位 シバエビ/生 250mg
8.5%
目標量
2953mg以下
 
28位 チカ/生 250mg
8.5%
目標量
2953mg以下
 
28位 ホッキガイ/生 250mg
8.5%
目標量
2953mg以下
 
32位 サザエ/生 240mg
8.1%
目標量
2953mg以下
 
33位 ケガニ/生 220mg
7.5%
目標量
2953mg以下
 
33位 バイガイ/生 220mg
7.5%
目標量
2953mg以下
 
33位 ミナミダラ/生 220mg
7.5%
目標量
2953mg以下
 
33位 生ウニ 220mg
7.5%
目標量
2953mg以下
 
37位 ウマヅラハギ/生 210mg
7.1%
目標量
2953mg以下
 
37位 ケンサキイカ/生 210mg
7.1%
目標量
2953mg以下
 
37位 スルメイカ/生 210mg
7.1%
目標量
2953mg以下
 
37位 ヨシキリザメ/生 210mg
7.1%
目標量
2953mg以下
 
41位 アカイカ/生 200mg
6.8%
目標量
2953mg以下
 
41位 スルメイカ/皮つき/生 200mg
6.8%
目標量
2953mg以下
 
41位 ワカサギ/生 200mg
6.8%
目標量
2953mg以下
 
41位 大正エビ/生 200mg
6.8%
目標量
2953mg以下
 
45位 イカナゴ/生 190mg
6.4%
目標量
2953mg以下
 
45位 イボダイ/生 190mg
6.4%
目標量
2953mg以下
 
45位 サヨリ/生 190mg
6.4%
目標量
2953mg以下
 
45位 ニギス/生 190mg
6.4%
目標量
2953mg以下
 
49位 シジミ/生 180mg
6.1%
目標量
2953mg以下
 
49位 ハタハタ/生 180mg
6.1%
目標量
2953mg以下
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年