ビタミンB1

ビタミンB1はチアミンとも呼ばれる水溶性ビタミンの一種で、糖質や分岐脂肪酸(分岐アミノ酸)の代謝等に関与しています。
値にはチアミン塩酸塩量が使用されています。

ビタミンB1が不足すると、神経炎や脳組織への障害が生じ、倦怠感、食欲不振、浮腫等を伴う脚気(かっけ)、ウエルニッケ脳症、コルサコフ症候群等のリスクが知られています。

ビタミンB1を過剰に摂取すると、頭痛、いらだち、不眠、速脈、脆弱化、接触皮膚炎、かゆみ等のリスクが知られています。

なお、水溶性のビタミンは体内に蓄積できないため、毎日の摂取が必要となります。

ビタミンB1を多く含む食材(魚介)

ビタミンB1を多く含む食材(魚介)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 フナ/生 0.55mg
39.3%
推奨量
1.4mg
 
2位 コイ/養殖/生 0.46mg
32.9%
推奨量
1.4mg
 
3位 ウナギ/養殖/生 0.37mg
26.4%
推奨量
1.4mg
 
4位 ナマズ/生 0.33mg
23.6%
推奨量
1.4mg
 
5位 マダイ/養殖/皮つき/生 0.32mg
22.9%
推奨量
1.4mg
 
6位 アゲマキ/生 0.30mg
21.4%
推奨量
1.4mg
 
7位 ベニザケ/生 0.26mg
18.6%
推奨量
1.4mg
 
8位 カラフトマス/生 0.25mg
17.9%
推奨量
1.4mg
 
8位 シマアジ/養殖/生 0.25mg
17.9%
推奨量
1.4mg
 
8位 ヤツメウナギ/生 0.25mg
17.9%
推奨量
1.4mg
 
11位 アイナメ/生 0.24mg
17.1%
推奨量
1.4mg
 
11位 ズワイガニ/生 0.24mg
17.1%
推奨量
1.4mg
 
13位 タイセイヨウサケ/養殖/皮つき/生 0.23mg
16.4%
推奨量
1.4mg
 
13位 ブリ/生 0.23mg
16.4%
推奨量
1.4mg
 
15位 マナガツオ/生 0.22mg
15.7%
推奨量
1.4mg
 
16位 ニジマス/淡水養殖/皮つき/生 0.21mg
15%
推奨量
1.4mg
 
16位 マサバ/生 0.21mg
15%
推奨量
1.4mg
 
18位 アカガイ/生 0.20mg
14.3%
推奨量
1.4mg
 
18位 シイラ/生 0.20mg
14.3%
推奨量
1.4mg
 
18位 ヒラマサ/生 0.20mg
14.3%
推奨量
1.4mg
 
21位 イカナゴ/生 0.19mg
13.6%
推奨量
1.4mg
 
21位 ホタルイカ/生 0.19mg
13.6%
推奨量
1.4mg
 
21位 メジマグロ/生 0.19mg
13.6%
推奨量
1.4mg
 
24位 ムロアジ/生 0.18mg
12.9%
推奨量
1.4mg
 
25位 ゴマサバ/生 0.17mg
12.1%
推奨量
1.4mg
 
25位 ソウダガツオ/生 0.17mg
12.1%
推奨量
1.4mg
 
25位 ニジマス/海面養殖/皮つき/生 0.17mg
12.1%
推奨量
1.4mg
 
28位 トリガイ(斧足)/生 0.16mg
11.4%
推奨量
1.4mg
 
28位 ブリ(ハマチ)/養殖/皮つき/生 0.16mg
11.4%
推奨量
1.4mg
 
28位 ボラ/生 0.16mg
11.4%
推奨量
1.4mg
 
31位 アマゴ/養殖/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 アユ/養殖/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 イシダイ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 オキアミ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 カンパチ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 キハダマグロ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 ギンザケ/養殖/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 シロザケ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 トコブシ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 ハマフエフキ/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
31位 ヤマメ/養殖/生 0.15mg
10.7%
推奨量
1.4mg
 
42位 タイセイヨウサバ/生 0.14mg
10%
推奨量
1.4mg
 
42位 バカガイ/生 0.14mg
10%
推奨量
1.4mg
 
44位 アユ/天然/生 0.13mg
9.3%
推奨量
1.4mg
 
44位 カツオ/春獲り/生 0.13mg
9.3%
推奨量
1.4mg
 
44位 チョウセンハマグリ/生 0.13mg
9.3%
推奨量
1.4mg
 
44位 ビンナガマグロ/生 0.13mg
9.3%
推奨量
1.4mg
 
44位 マアジ/皮つき/生 0.13mg
9.3%
推奨量
1.4mg
 
44位 マスノスケ/生 0.13mg
9.3%
推奨量
1.4mg
 
50位 クロダイ/生 0.12mg
8.6%
推奨量
1.4mg
 
50位 ニギス/生 0.12mg
8.6%
推奨量
1.4mg
 
50位 ヒラメ/養殖/皮つき/生 0.12mg
8.6%
推奨量
1.4mg
 
50位 マコガレイ/生 0.12mg
8.6%
推奨量
1.4mg
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年