ビタミンE(α-トコフェロール)

ビタミンE(α-トコフェロール)は脂溶性ビタミンの一種で、脂質の過酸化の阻止、細胞壁及び生体膜の機能維持等に関与しています。
抗酸化作用があるため、酸化防止剤として食品に添加される事が非常に多い栄養素です。

ビタミンEにはトコフェロール4種(α、β、γ、ε)とトコトリエノール4種があります。
しかし、血液及び組織中に存在するビタミンE同族体の大部分がα-トコフェロールである事から、α-トコフェロールのみ食事接種基準が定められています。

ビタミンEが不足すると神経機能の低下、筋無力症、不妊等のリスクが知られています。

ビタミンE(α-トコフェロール)を多く含む食材(穀類)

ビタミンE(α-トコフェロール)を多く含む食材(穀類)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 キヌア/玄穀 2.6mg
43.3%
目安量
6mg
 
2位 コメ(赤米)/水稲/穀粒 1.5mg
25%
目安量
6mg
 
3位 アマランサス/玄穀 1.3mg
21.7%
目安量
6mg
 
3位 コメ(黒米)/水稲/穀粒 1.3mg
21.7%
目安量
6mg
 
5位 コムギ/玄穀/普通 1.2mg
20%
目安量
6mg
 
5位 コムギ/玄穀/硬質 1.2mg
20%
目安量
6mg
 
5位 コムギ/玄穀/軟質 1.2mg
20%
目安量
6mg
 
5位 コメ(玄米)/水稲/穀粒 1.2mg
20%
目安量
6mg
 
5位 コメ(発芽玄米)/水稲/穀粒 1.2mg
20%
目安量
6mg
 
10位 トウモロコシ/白色種/玄穀 1.0mg
16.7%
目安量
6mg
 
10位 トウモロコシ/黄色種/玄穀 1.0mg
16.7%
目安量
6mg
 
12位 コメ(胚芽精米)/水稲/穀粒 0.9mg
15%
目安量
6mg
 
13位 コメ(半つき米)/水稲/穀粒 0.8mg
13.3%
目安量
6mg
 
14位 アワ/精白粒 0.6mg
10%
目安量
6mg
 
15位 モロコシ/玄穀 0.5mg
8.3%
目安量
6mg
 
16位 コメ(七分つき米)/水稲/穀粒 0.4mg
6.7%
目安量
6mg
 
17位 コメ(精白米:もち米)/水稲/穀粒 (0.2)mg
3.3%
目安量
6mg
 
17位 モロコシ/精白粒 0.2mg
3.3%
目安量
6mg
 
17位 七分つき押麦(オオムギ) 0.2mg
3.3%
目安量
6mg
 
20位 コメ(精白米:うるち米)/水稲/穀粒 0.1mg
1.7%
目安量
6mg
 
20位 ヒエ/精白粒 0.1mg
1.7%
目安量
6mg
 
20位 押麦(オオムギ)/乾 0.1mg
1.7%
目安量
6mg
 
20位 米粒麦(オオムギ) 0.1mg
1.7%
目安量
6mg
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年