パントテン酸

パントテン酸は水溶性ビタミンの一種で、糖や脂肪酸の代謝に関与しています。

パントテン酸が不足すると、皮膚炎、副腎障害、末梢神経障害、抗体産生障害、成長阻害等のリスクが知られています。
ただ、パントテン酸はギリシャ語で「どこにでもある酸」を意味しており、様々な食品に含まれているため不足する事はあまりありません。

なお、水溶性のビタミンは体内に蓄積できないため、毎日の摂取が必要となります。

パントテン酸を多く含む食材(穀類)

パントテン酸を多く含む食材(穀類)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 アワ/精白粒 1.83mg
36.6%
目安量
5mg
 
2位 アマランサス/玄穀 1.69mg
33.8%
目安量
5mg
 
3位 ヒエ/精白粒 1.50mg
30%
目安量
5mg
 
4位 モロコシ/玄穀 1.42mg
28.4%
目安量
5mg
 
5位 コメ(玄米)/水稲/穀粒 1.37mg
27.4%
目安量
5mg
 
6位 コムギ/玄穀/硬質 1.29mg
25.8%
目安量
5mg
 
7位 コメ(赤米)/水稲/穀粒 1.17mg
23.4%
目安量
5mg
 
8位 コムギ/玄穀/軟質 1.07mg
21.4%
目安量
5mg
 
9位 コムギ/玄穀/普通 1.03mg
20.6%
目安量
5mg
 
10位 コメ(半つき米)/水稲/穀粒 1.00mg
20%
目安量
5mg
 
10位 コメ(胚芽精米)/水稲/穀粒 1.00mg
20%
目安量
5mg
 
12位 キヌア/玄穀 0.95mg
19%
目安量
5mg
 
12位 キビ/精白粒 0.95mg
19%
目安量
5mg
 
14位 コメ(七分つき米)/水稲/穀粒 0.84mg
16.8%
目安量
5mg
 
15位 コメ(黒米)/水稲/穀粒 0.83mg
16.6%
目安量
5mg
 
16位 コメ(発芽玄米)/水稲/穀粒 0.75mg
15%
目安量
5mg
 
17位 コメ(精白米:もち米)/水稲/穀粒 (0.67)mg
13.4%
目安量
5mg
 
18位 コメ(精白米:うるち米)/水稲/穀粒 0.66mg
13.2%
目安量
5mg
 
18位 モロコシ/精白粒 0.66mg
13.2%
目安量
5mg
 
20位 米粒麦(オオムギ) 0.64mg
12.8%
目安量
5mg
 
21位 コメ(精白米:インディカ米)/水稲/穀粒 0.61mg
12.2%
目安量
5mg
 
22位 トウモロコシ/白色種/玄穀 0.57mg
11.4%
目安量
5mg
 
22位 トウモロコシ/黄色種/玄穀 0.57mg
11.4%
目安量
5mg
 
24位 七分つき押麦(オオムギ) 0.43mg
8.6%
目安量
5mg
 
25位 押麦(オオムギ)/乾 0.40mg
8%
目安量
5mg
 
26位 ハトムギ/精白粒 0.16mg
3.2%
目安量
5mg
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年