脂肪酸(多価不飽和)

脂肪酸(多価不飽和)は脂質の一種である脂肪酸のうち、分子内の炭素鎖が二重結合を二つ以上持つものを指します。

体内で合成できず、不足すると発育不全や皮膚炎の要因となる事から必須脂肪酸となっています。
また、脂肪酸(飽和)の制限と併せる事で高動脈硬化の予防に効果があるとされています。

脂肪酸(多価不飽和)は酸化しやすいため、これを多く含む食品は酸化しやすくなります。

目安量は脂肪酸(多価不飽和)のn-3系とn-6系が定義されており、本サイトでは合算値を使用しています。

脂肪酸(多価不飽和)を多く含む食材(穀類)

脂肪酸(多価不飽和)を多く含む食材(穀類)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 アワ/精白粒 2.75g
21.2%
目安量
13g
 
2位 トウモロコシ/黄色種/玄穀 (2.24)g
17.2%
目安量
13g
 
3位 モロコシ/玄穀 (2.12)g
16.3%
目安量
13g
 
4位 アマランサス/玄穀 2.10g
16.2%
目安量
13g
 
5位 キビ/精白粒 1.78g
13.7%
目安量
13g
 
6位 ヒエ/精白粒 1.65g
12.7%
目安量
13g
 
7位 コムギ/玄穀/軟質 1.63g
12.5%
目安量
13g
 
8位 キヌア/玄穀 1.52g
11.7%
目安量
13g
 
8位 コムギ/玄穀/普通 1.52g
11.7%
目安量
13g
 
10位 コムギ/玄穀/硬質 1.49g
11.5%
目安量
13g
 
11位 モロコシ/精白粒 (1.09)g
8.4%
目安量
13g
 
12位 コメ(発芽玄米)/水稲/穀粒 0.95g
7.3%
目安量
13g
 
13位 七分つき押麦(オオムギ) 0.91g
7%
目安量
13g
 
13位 米粒麦(オオムギ) (0.91)g
7%
目安量
13g
 
15位 コメ(玄米)/水稲/穀粒 0.90g
6.9%
目安量
13g
 
16位 コメ(胚芽精米)/水稲/穀粒 0.70g
5.4%
目安量
13g
 
17位 押麦(オオムギ)/乾 0.62g
4.8%
目安量
13g
 
18位 コメ(半つき米)/水稲/穀粒 (0.61)g
4.7%
目安量
13g
 
19位 コメ(七分つき米)/水稲/穀粒 (0.51)g
3.9%
目安量
13g
 
20位 コメ(精白米:もち米)/水稲/穀粒 0.37g
2.8%
目安量
13g
 
21位 コメ(精白米:うるち米)/水稲/穀粒 0.31g
2.4%
目安量
13g
 
22位 コメ(精白米:インディカ米)/水稲/穀粒 0.26g
2%
目安量
13g
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年