銅は酸素を運搬するヘモグロビンの生成、神経伝達物質の生成等に関与しています。
鉄を多く摂取しても銅が不足するとヘモグロビンの生成が行われないため重要な栄養素です。

銅が不足すると、貧血、成長障害、神経系の異常等のリスクが知られています。
ただ、必要量が多くないため、不足する事はあまりないとされています。

銅を過剰に摂取すると、肝障害、神経障害等のリスクが知られています。
ただ、遺伝的な病気でない限り通常の食品では過剰に摂取する事はないとされています。

銅を多く含む食材(穀類)

銅を多く含む食材(穀類)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 アマランサス/玄穀 0.92mg
100%
推奨量
0.9mg
 
2位 アワ/精白粒 0.49mg
54.4%
推奨量
0.9mg
 
3位 キヌア/玄穀 0.47mg
52.2%
推奨量
0.9mg
 
4位 モロコシ/玄穀 0.44mg
48.9%
推奨量
0.9mg
 
5位 コムギ/玄穀/硬質 0.43mg
47.8%
推奨量
0.9mg
 
6位 キビ/精白粒 0.38mg
42.2%
推奨量
0.9mg
 
6位 コムギ/玄穀/普通 0.38mg
42.2%
推奨量
0.9mg
 
8位 米粒麦(オオムギ) 0.37mg
41.1%
推奨量
0.9mg
 
9位 コムギ/玄穀/軟質 0.32mg
35.6%
推奨量
0.9mg
 
9位 七分つき押麦(オオムギ) 0.32mg
35.6%
推奨量
0.9mg
 
11位 コメ(玄米)/水稲/穀粒 0.27mg
30%
推奨量
0.9mg
 
11位 コメ(赤米)/水稲/穀粒 0.27mg
30%
推奨量
0.9mg
 
13位 コメ(半つき米)/水稲/穀粒 0.24mg
26.7%
推奨量
0.9mg
 
14位 コメ(七分つき米)/水稲/穀粒 0.23mg
25.6%
推奨量
0.9mg
 
14位 コメ(発芽玄米)/水稲/穀粒 0.23mg
25.6%
推奨量
0.9mg
 
16位 コメ(精白米:うるち米)/水稲/穀粒 0.22mg
24.4%
推奨量
0.9mg
 
16位 コメ(精白米:もち米)/水稲/穀粒 0.22mg
24.4%
推奨量
0.9mg
 
16位 コメ(胚芽精米)/水稲/穀粒 0.22mg
24.4%
推奨量
0.9mg
 
16位 コメ(黒米)/水稲/穀粒 0.22mg
24.4%
推奨量
0.9mg
 
16位 押麦(オオムギ)/乾 0.22mg
24.4%
推奨量
0.9mg
 
21位 モロコシ/精白粒 0.21mg
23.3%
推奨量
0.9mg
 
22位 コメ(精白米:インディカ米)/水稲/穀粒 0.20mg
22.2%
推奨量
0.9mg
 
23位 トウモロコシ/白色種/玄穀 0.18mg
20%
推奨量
0.9mg
 
23位 トウモロコシ/黄色種/玄穀 0.18mg
20%
推奨量
0.9mg
 
25位 ヒエ/精白粒 0.15mg
16.7%
推奨量
0.9mg
 
26位 ハトムギ/精白粒 0.11mg
12.2%
推奨量
0.9mg
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年