モリブデン

モリブデンは肝臓や腎臓に多く含まれ、銅の排泄、鉄が不足した際に肝臓からの運搬、有害物質を分解する酵素の成分になる等が考えられています。

モリブデンが不足すると、頻脈、多呼吸、夜盲症等のリスクが知られています。
ただ、必要量が多くないため、不足する事はあまりないとされています。

モリブデンを過剰に摂取すると、高尿酸血症や痛風に似た症状が起こるリスクが報告されています。
しかし、過剰摂取の害についてはハッキリとしていないようです。

モリブデンを多く含む食材(穀類)

モリブデンを多く含む食材(穀類)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 コメ(精白米:もち米)/水稲/穀粒 79μg
100%
推奨量
30μg
 
2位 コメ(半つき米)/水稲/穀粒 76μg
100%
推奨量
30μg
 
3位 コメ(七分つき米)/水稲/穀粒 73μg
100%
推奨量
30μg
 
4位 コメ(黒米)/水稲/穀粒 72μg
100%
推奨量
30μg
 
5位 コメ(精白米:うるち米)/水稲/穀粒 69μg
100%
推奨量
30μg
 
6位 コメ(玄米)/水稲/穀粒 65μg
100%
推奨量
30μg
 
7位 コメ(精白米:インディカ米)/水稲/穀粒 62μg
100%
推奨量
30μg
 
8位 アマランサス/玄穀 59μg
100%
推奨量
30μg
 
9位 コメ(胚芽精米)/水稲/穀粒 57μg
100%
推奨量
30μg
 
10位 コメ(赤米)/水稲/穀粒 55μg
100%
推奨量
30μg
 
11位 コムギ/玄穀/硬質 47μg
100%
推奨量
30μg
 
12位 モロコシ/玄穀 34μg
100%
推奨量
30μg
 
13位 コムギ/玄穀/普通 29μg
96.7%
推奨量
30μg
 
14位 キヌア/玄穀 23μg
76.7%
推奨量
30μg
 
15位 アワ/精白粒 22μg
73.3%
推奨量
30μg
 
16位 トウモロコシ/白色種/玄穀 20μg
66.7%
推奨量
30μg
 
16位 トウモロコシ/黄色種/玄穀 20μg
66.7%
推奨量
30μg
 
18位 コムギ/玄穀/軟質 19μg
63.3%
推奨量
30μg
 
19位 キビ/精白粒 16μg
53.3%
推奨量
30μg
 
20位 押麦(オオムギ)/乾 11μg
36.7%
推奨量
30μg
 
21位 ヒエ/精白粒 10μg
33.3%
推奨量
30μg
 
22位 米粒麦(オオムギ) 9μg
30%
推奨量
30μg
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年