ナイアシン

ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれる水溶性ビタミンの一種で、体内で同じ作用を持つニコチン酸、ニコチン酸アミド等の総称です。
糖質・脂質・タンパク質からエネルギーを生成する酵素を補完する必須成分で、DNAの修復・合成・細胞分化にも関係しています。
タンパク質の一種であるトリプトファンから体内で合成する事もできます。

ナイアシンが不足すると、ペラグラと呼ばれる欠乏症が発症し、皮膚炎、下痢、精神神経症状等の症状が知られています。

ナイアシンの成分値はニコチン酸相当量で示され、食事接種基準はナイアシン当量で示されています。
そのため、実際の過不足を判断するためにはナイアシン当量を参照する必要があります。

なお、水溶性のビタミンは体内に蓄積できないため、毎日の摂取が必要となります。

ナイアシンを多く含む食材(魚介)

ナイアシンを多く含む食材(魚介)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 ビンナガマグロ/生 21.0mg
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2位 カツオ/春獲り/生 19.0mg
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2位 メジマグロ/生 19.0mg
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4位 カツオ/秋獲り/生 18.0mg
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4位 キハダマグロ/生 18.0mg
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6位 ソウダガツオ/生 16.0mg
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7位 ゴマサバ/生 15.0mg
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7位 ムロアジ/生 15.0mg
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7位 メバチマグロ(赤身)/生 15.0mg
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10位 クロカジキ/生 14.0mg
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10位 クロマグロ(赤身)/天然/生 14.0mg
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12位 メバチマグロ(脂身)/生 13.0mg
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13位 マサバ/生 12.0mg
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14位 ミナミマグロ(脂身)/生 11.0mg
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14位 ミナミマグロ(赤身)/生 11.0mg
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16位 マカジキ/生 10.0mg
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17位 クロマグロ(脂身)/天然/生 9.8mg
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18位 カタクチイワシ/生 9.7mg
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19位 サワラ/生 9.5mg
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19位 ブリ/生 9.5mg
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21位 シイラ/生 9.0mg
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21位 ブリ(ハマチ)/養殖/皮つき/生 9.0mg
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23位 サクラマス/生 8.8mg
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24位 シマアジ/養殖/生 8.3mg
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25位 ウルメイワシ/生 8.0mg
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25位 カラフトマス/生 8.0mg
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25位 カンパチ/生 8.0mg
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25位 ズワイガニ/生 8.0mg
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29位 マスノスケ/生 7.7mg
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30位 シルバーワレフ/生 7.6mg
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30位 ヒラマサ/生 7.6mg
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30位 メカジキ/生 7.6mg
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33位 ミナミクロタチ/生 7.5mg
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34位 サンマ/皮つき/生 7.4mg
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34位 タイセイヨウサケ/養殖/皮つき/生 7.4mg
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34位 マルアジ/生 7.4mg
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37位 マイワシ/生 7.2mg
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38位 オヒョウ/生 7.1mg
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38位 トビウオ/生 7.1mg
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40位 マフグ/生 7.0mg
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41位 ニジマス/海面養殖/皮つき/生 6.8mg
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42位 シロザケ/生 6.7mg
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43位 タイセイヨウサバ/生 6.5mg
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44位 ハマフエフキ/生 6.4mg
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45位 キビナゴ/生 6.2mg
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45位 ヒラメ/養殖/皮つき/生 6.2mg
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47位 ニシマアジ/生 6.1mg
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48位 ベニザケ/生 6.0mg
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48位 マダイ/天然/生 6.0mg
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50位 トラフグ/養殖/生 5.9mg
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  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
-(ハイフン)
未定義。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年