キクイモ きくいも 菊芋
キクイモの概要
名前 | キクイモ |
漢字 | 菊芋 |
別名(例) |
アメリカイモ ブタイモ エルサレムアーティチョーク |
キクイモは北アメリカが原産で、肥大化した地下茎を食べます。
菊に似た黄色い花をつける芋であることから「菊芋(きくいも)」と名付けられたとされています。
元々は飼料用作物として日本に導入されたため「豚いも」とも呼ばれていました。
生で食べるとシャキシャキしていますが、加熱すると柔らかくほんのりと甘味があります。
選び方のポイント
細いと調理しずらいので、しっかり成長した丸く厚みがあるものを選びます。
また、泥付きの方が保ちが良くなります。
食べ方・調理のポイント
泥付きの場合はしっかり水洗いします。
皮ごと食べられますが、芽の部分は切り取ります。
食感や色が気になる場合は皮を剥いてしまいます。
芋には珍しく生で食べられ、スライスするとシャキシャキした食感が楽しめます。
切った場所が変色しますが、ポリフェノールによるものなのでそのまま食べられます。
僅かにアクがあるので気になる場合は水にさらしますが、ポリフェノール等の栄養も出てしまいます。
キクイモは加熱するとほんのりとした甘みが出ます。
デンプンがほとんどないため加熱しても煮崩れませんが、芋らしいホクホクした感じにはなりません。
また、切ってからすぐに茹でるとポリフェノールによる変色が起こりません。
イヌリンが多い
通常の芋とは違ってデンプンが少なく、代わりにイヌリンと呼ばれる炭水化物(水溶性食物繊維)が多く含まれています。
イヌリンは甘味があるにも関わらず難消化性なのでエネルギー吸収が少なく、整腸作用があります。
このため、キクイモは生鮮食品としてよりも粉状にして健康食品やダイエット食品等として多く利用されています。
キクイモの旬
キクイモは11月~12月が最も流通しています。
芽が出るまでは地中に保存できるので、3月頃まで収量を調整しながら収穫されます。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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キクイモ |
キクイモの栄養
キクイモはカリウムと銅を多く含んでいます。
また、イヌリンと呼ばれる炭水化物(水溶性食物繊維)が多く含まれているため、不溶性と水溶性の食物繊維がバランス良く含まれています。
食材を選択 | |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
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多価不飽和(n-3) |
-
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多価不飽和(n-6) |
-
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コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
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不溶性 |
-
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
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ビタミンB2 |
-
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ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
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ビタミンB6 |
-
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ビタミンB12 |
-
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葉酸 |
-
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パントテン酸 |
-
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ビオチン |
-
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ビタミンC |
-
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
キクイモの産地
食材名 | キクイモ |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
不要 |
芋は地下で育つため農薬の心配は少ないです。
窒素残留のデータはありませんが、同程度の窒素肥料の成分回数の芋と比較すると心配する必要はないと考えられます。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
キクイモ | 6 | 15 | 1都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)