キクイモ きくいも 菊芋

キクイモの概要

名前 キクイモ
漢字 菊芋
別名(例) アメリカイモ
ブタイモ
エルサレムアーティチョーク

キクイモは北アメリカが原産で、肥大化した地下茎を食べます。

菊に似た黄色い花をつける芋であることから「菊芋(きくいも)」と名付けられたとされています。
元々は飼料用作物として日本に導入されたため「豚いも」とも呼ばれていました。

生で食べるとシャキシャキしていますが、加熱すると柔らかくほんのりと甘味があります。

選び方のポイント

細いと調理しずらいので、しっかり成長した丸く厚みがあるものを選びます。
また、泥付きの方が保ちが良くなります。

食べ方・調理のポイント

泥付きの場合はしっかり水洗いします。

皮ごと食べられますが、芽の部分は切り取ります。
食感や色が気になる場合は皮を剥いてしまいます。

芋には珍しく生で食べられ、スライスするとシャキシャキした食感が楽しめます。
切った場所が変色しますが、ポリフェノールによるものなのでそのまま食べられます。
僅かにアクがあるので気になる場合は水にさらしますが、ポリフェノール等の栄養も出てしまいます。

キクイモは加熱するとほんのりとした甘みが出ます。
デンプンがほとんどないため加熱しても煮崩れませんが、芋らしいホクホクした感じにはなりません。
また、切ってからすぐに茹でるとポリフェノールによる変色が起こりません。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 1週間程度

ポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。

イヌリンが多い

通常の芋とは違ってデンプンが少なく、代わりにイヌリンと呼ばれる炭水化物(水溶性食物繊維)が多く含まれています。

イヌリンは甘味があるにも関わらず難消化性なのでエネルギー吸収が少なく、整腸作用があります。
このため、キクイモは生鮮食品としてよりも粉状にして健康食品やダイエット食品等として多く利用されています。