エビイモ えびいも 海老芋
エビイモの概要
名前 | エビイモ |
漢字 | 海老芋 |
別名(例) |
唐芋(トウノイモ) 京芋(キョウイモ) |
サトイモの品種の一つで、曲がった形や表面の横縞がエビに似ていることから「海老芋(えびいも)」と名付けられたとされています。
サトイモは親芋を中心に子芋・孫芋が外側できます。
エビイモは曲がった形ができやすいように品種改良が行われており、基本的に子芋を食べます。
とても旨みが強くネットリとしており、荷崩れもしにくい優れた食材です。
だた、曲がった形を作るための土寄せが大変なので価格も高くなっています。
最近は小さな孫芋で価格が手ごろな「こえびちゃん」も普及してきています。
選び方のポイント
味と調理しやすさを重要視する場合は子芋(大きい方)を選びます。
子芋は高級食材なので価格を重要視する場合は小さいエビイモである「こえびちゃん」を選ぶと良いでしょう。
食べ方・調理のポイント
サトイモの皮を剥くと痒くなると言いますが、エビイモは特に凶悪です。
個人差がありますが、5分以上は触らないようにし、それ以上触る場合はビニール手袋をすることをお勧めします。
保存のポイント
保存場所 | 常温(冷暗所) |
保存日数(目安) |
泥なし:1週間程度 泥つき:1ヶ月程度 |
紙袋等に入れて常温(冷暗所)に保存します。
低温と乾燥に弱いので泥が付いたまま保存すると保ちが良くなります。
エビイモの旬
エビイモは10月頃から流通が始まり、12月にピークを迎え、3月頃まで流通します。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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エビイモ |
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 大 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
芋は地下で育つため農薬の心配は少ないです。
エビイモの窒素残留のデータはありませんが、サトイモよりも多くの窒素肥料を使用していることから、同様に窒素影響が大きいと考えられます。
そのため、有機栽培(オーガニック)等でない限り大量には食べない方が良いでしょう。
- サトイモの慣行レベルでエビイモを栽培している都道府県もあります。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
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エビイモ | 8.7 | 38.8 | 3都道府県 |
サトイモ | 8.9 | 23.1 | 41都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)