マグネシウム

マグネシウムはタンパク質の合成、エネルギー代謝、骨や歯の形成、細胞のカリウム濃度調節等に関与しています。
全体の50～60%程度が骨に存在しています。

マグネシウムが不足すると、低マグネシウム血症のリスクが知られています。
また、骨に貯蔵されているため、マグネシウムが不足すると骨からマグネシウムが溶け出して体内で利用されます。
このため、マグネシウムが不足すると骨粗しょう症や、心疾患、糖尿病等の生活習慣病のリスクが知られています。
特に、子供に不足すると知能の発達に影響が出るとされています。

マグネシウムを多く含む食材(穀類)

マグネシウムを多く含む食材(穀類)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

男性
18才
身体活動レベル：普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体（タンパク質、ビタミン、ミネラル等）を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位	食材名	成分値(/100g)	接種基準(割合)
1位	アマランサス/玄穀	270mg	79.4% 推奨量 340mg
2位	キヌア/玄穀	180mg	52.9% 推奨量 340mg
3位	モロコシ/玄穀	160mg	47.1% 推奨量 340mg
4位	コムギ/玄穀/硬質	140mg	41.2% 推奨量 340mg
5位	コメ(赤米)/水稲/穀粒	130mg	38.2% 推奨量 340mg
6位	コメ(発芽玄米)/水稲/穀粒	120mg	35.3% 推奨量 340mg
7位	アワ/精白粒	110mg	32.4% 推奨量 340mg
7位	コムギ/玄穀/軟質	110mg	32.4% 推奨量 340mg
7位	コメ(玄米)/水稲/穀粒	110mg	32.4% 推奨量 340mg
7位	コメ(黒米)/水稲/穀粒	110mg	32.4% 推奨量 340mg
7位	モロコシ/精白粒	110mg	32.4% 推奨量 340mg
12位	キビ/精白粒	84mg	24.7% 推奨量 340mg
13位	コムギ/玄穀/普通	82mg	24.1% 推奨量 340mg
14位	トウモロコシ/白色種/玄穀	75mg	22.1% 推奨量 340mg
14位	トウモロコシ/黄色種/玄穀	75mg	22.1% 推奨量 340mg
16位	コメ(半つき米)/水稲/穀粒	64mg	18.8% 推奨量 340mg
17位	ヒエ/精白粒	58mg	17.1% 推奨量 340mg
18位	コメ(胚芽精米)/水稲/穀粒	51mg	15% 推奨量 340mg
19位	七分つき押麦(オオムギ)	46mg	13.5% 推奨量 340mg
20位	コメ(七分つき米)/水稲/穀粒	45mg	13.2% 推奨量 340mg
21位	押麦(オオムギ)/乾	40mg	11.8% 推奨量 340mg
22位	コメ(精白米：もち米)/水稲/穀粒	33mg	9.7% 推奨量 340mg
23位	米粒麦(オオムギ)	25mg	7.4% 推奨量 340mg
24位	コメ(精白米：うるち米)/水稲/穀粒	23mg	6.8% 推奨量 340mg
25位	コメ(精白米：インディカ米)/水稲/穀粒	18mg	5.3% 推奨量 340mg
26位	ハトムギ/精白粒	12mg	3.5% 推奨量 340mg

一定の比率・計算式等で生成した値を含む
食材名は出典から変更している場合があります

目標量: 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量: ほとんどの人が充足している量。
目安量: 十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量: 半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。

出典：日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典：日本人の食事摂取基準 2020年