ビタミンA(レチノール活性当量)

ビタミンA(レチノール活性当量)は脂溶性ビタミンの一種で、一般的にビタミンAはレチノール活性当量(μgRAE)を指します。
視覚の正常化、成長や生殖作用、感染予防等に関与しています。

ビタミンAにはレチノール、βカロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチン等ありますが、体内でビタミンAとして作用する換算量(レチノール活性当量)を使用します。

ビタミンAが不足すると、乳幼児の角膜乾燥症からの失明、成人の夜盲症、成長阻害、骨及び神経系の発達抑制、免疫力の低下等のリスクが知られています。

ビタミンAを過剰に摂取すると頭痛が、慢性化すると頭蓋内圧亢進、皮膚の落屑、脱毛、筋肉痛、骨折等のリスクが知られています。

ビタミンA(レチノール活性当量)を多く含む食材(野菜)

ビタミンA(レチノール活性当量)を多く含む食材(野菜)の順位(50位まで)と可食部100gあたりの成分値を表示しています。
1日に必要な栄養を簡単に判断できるように日本人の食事接種基準をどの程度満たすかも表示しています。

摂取基準の値は以下の条件で算出しています。
女性も基本的にはこの条件で充足しますが、生理や妊娠の有無等で必要な摂取量は変わります。

  • 男性
  • 18才
  • 身体活動レベル:普通

なお、この一覧は基本的に調理前の素材に限定しており、加工品、調理済み等のデータは除いています。
まだ説明を追加していない食材が多いですが、説明を記載済みの食材であれば食材名のリンクより食材の詳細を調べることができます。
詳細ページでは栄養成分全体(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)を表示しており、年齢・性別による違いや、調理済みの場合等も調べることができます。

順位 食材名 成分値(/100g) 接種基準(割合)
1位 葉ジソ/生 880μg
100%
推奨量
850μg
 
2位 モロヘイヤ/生 840μg
98.8%
推奨量
850μg
 
3位 ニンジン/皮つき/生 720μg
84.7%
推奨量
850μg
 
4位 トウガラシ/生 640μg
75.3%
推奨量
850μg
 
5位 パセリ/生 620μg
72.9%
推奨量
850μg
 
6位 ヨメナ/生 560μg
65.9%
推奨量
850μg
 
7位 バジル/生 520μg
61.2%
推奨量
850μg
 
8位 ミニキャロット/生 500μg
58.8%
推奨量
850μg
 
9位 アシタバ/生 440μg
51.8%
推奨量
850μg
 
9位 ヨモギ/生 440μg
51.8%
推奨量
850μg
 
11位 ナズナ/生 430μg
50.6%
推奨量
850μg
 
11位 葉トウガラシ/生 430μg
50.6%
推奨量
850μg
 
13位 キントキ/皮つき/生 410μg
48.2%
推奨量
850μg
 
13位 芽タデ/生 410μg
48.2%
推奨量
850μg
 
15位 シュンギク/生 380μg
44.7%
推奨量
850μg
 
16位 ヨウサイ/生 360μg
42.4%
推奨量
850μg
 
17位 チヂミユキナ/生 350μg
41.2%
推奨量
850μg
 
17位 ホウレンソウ/冬どり/生 350μg
41.2%
推奨量
850μg
 
17位 ホウレンソウ/夏どり/生 350μg
41.2%
推奨量
850μg
 
17位 ホウレンソウ/通年平均/生 350μg
41.2%
推奨量
850μg
 
21位 トウミョウ/茎葉/生 340μg
40%
推奨量
850μg
 
22位 ダイコン/葉/生 330μg
38.8%
推奨量
850μg
 
22位 西洋カボチャ/生 330μg
38.8%
推奨量
850μg
 
24位 サンチュ/生 320μg
37.6%
推奨量
850μg
 
25位 フダンソウ/生 310μg
36.5%
推奨量
850μg
 
26位 ルッコラ/生 300μg
35.3%
推奨量
850μg
 
27位 ニラ/生 290μg
34.1%
推奨量
850μg
 
28位 オカヒジキ/生 280μg
32.9%
推奨量
850μg
 
29位 糸ミツバ/生 270μg
31.8%
推奨量
850μg
 
30位 コマツナ/生 260μg
30.6%
推奨量
850μg
 
31位 ツルムラサキ/生 250μg
29.4%
推奨量
850μg
 
31位 トウミョウ/芽ばえ/生 250μg
29.4%
推奨量
850μg
 
33位 ケール/生 240μg
28.2%
推奨量
850μg
 
34位 カブ/葉/生 230μg
27.1%
推奨量
850μg
 
34位 カラシナ/生 230μg
27.1%
推奨量
850μg
 
34位 クレソン/生 230μg
27.1%
推奨量
850μg
 
34位 ツルナ/生 230μg
27.1%
推奨量
850μg
 
38位 ワケギ/生 220μg
25.9%
推奨量
850μg
 
38位 実ジソ/生 220μg
25.9%
推奨量
850μg
 
38位 洋種ナバナ/葉茎/生( かき菜コウサイタイ 220μg
25.9%
推奨量
850μg
 
41位 リーフレタス/生 200μg
23.5%
推奨量
850μg
 
42位 タカナ/生 190μg
22.4%
推奨量
850μg
 
42位 小ネギ/生 190μg
22.4%
推奨量
850μg
 
42位 水かけ菜/生 190μg
22.4%
推奨量
850μg
 
42位 葉ダイコン/生 190μg
22.4%
推奨量
850μg
 
46位 サラダナ/生 180μg
21.2%
推奨量
850μg
 
46位 タアサイ/生 180μg
21.2%
推奨量
850μg
 
46位 和種ナバナ/花芽・茎/生 180μg
21.2%
推奨量
850μg
 
49位 サニーレタス/生 170μg
20%
推奨量
850μg
 
49位 スグキナ/葉/生 170μg
20%
推奨量
850μg
 
49位 チンゲンサイ/生 170μg
20%
推奨量
850μg
 
49位 行者ニンニク/生 170μg
20%
推奨量
850μg
 
  • 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
  • 食材名は出典から変更している場合があります
目標量
生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
推奨量
ほとんどの人が充足している量。
目安量
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。
推定平均必要量
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。
出典:日本食品標準成分表(八訂) 2020年
出典:日本人の食事摂取基準 2020年