ツルムラサキ つるむらさき 蔓紫

ツルムラサキの概要

名前 ツルムラサキ
漢字 蔓紫

ツルムラサキは暑さに強い蔓性の植物で、やや厚みのある若い葉と茎を食べます。

独特のヌメリと香りを持つ甘みのある野菜で、厚みのある葉は食べなれた葉野菜とは違う少し変わった食感がします。
味がホウレンソウに近いことから、ホウレンソウと同じような使い方をされることが多い野菜です。

ツルムラサキは紫色の茎をした品種(赤茎種)と、緑色の茎をした品種(緑茎種)があります。
元々は名前の通り茎が紫色をしていたのですが、現在では葉が大きく食味の良い緑茎種が主流となっています。

選び方のポイント

一般的に流通するのは葉の大きい緑茎種で、葉が成長しすぎていないもの(若い葉)の方が柔らかく食べやすくなります。
赤茎種は茎の割合が多く、どちらかと言えば細い茎を食べる感じになります。

食べ方・調理のポイント

ツルムラサキはアクが少ないため生でも食べられますが、特有の香りがあるため加熱した方が食べやすくなります。
一般的にはホウレンソウと同様の調理法が多く用いられますが、アクが少ないので直接炒め物等にすることもできます。

ツルムラサキは茎が厚く硬めなので葉と茎を切り分け、茎を先に加熱するようにします。
茹でる場合は茎を先に30~60秒程度、葉を20秒程度茹でるに留め、ツルムラサキ特有の食感が損なわれないように気を付けます。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 3日程度

水を含ませたポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。