ゴボウ ごぼう 牛蒡

ゴボウの概要

名前 ゴボウ
漢字 牛蒡

ゴボウはヨーロッパからアジアまで広い地域に分布していますが、海外では薬用のハーブ等として利用され、日本・台湾・韓国等の一部地域でのみ長く肥大化した根を食用としています。

独特の香りとシャキシャキした食感がとても美味しい野菜です。
最近では健康食品としても注目を浴びています。
ただ、海外からは木の根を食べていると思われるようです。

長さによって「短根種(大浦、堀川等)」と「長根種(滝野川等)」に大別され、現在は長根種が主流で品種はあまり多くありません。

品種ではないですが、成長を待たずに早採りしたものを「新ゴボウ」と呼びます。
一般的なゴボウの方が味が濃いですが、新ゴボウは色白で、柔らかく爽やかな香りがします。

選び方のポイント

ゴボウは細いと調理しずらいので、ある程度太さ(2~4cm程度)があるものを選びます。
泥付きの方が風味が良く日持ちします。
「短根種」では直径が10cmにもなるものがあり、ス(空洞)が入っていることが前提とされているものもあります。

新ゴボウを選ぶ場合は、直径が1.5cm程度までのものを選びます。

食べ方・調理のポイント

ゴボウは皮に栄養と香りが多いので、剥かずにタワシで洗うだけか、薄くこそげ取るに留めます。
ただし、ヒゲ根(側根)はしっかり取り除きます。

ゴボウは繊維が多いため、縦方向(長い方向)に切るのではなく、斜めに包丁を入れることで繊維を断ち切り、歯切れ良い食感を楽しめます。
炒め物等にする場合は斜めに切ってから千切りにするか、笹掻きにすると良いでしょう。

なお、アク抜きをすると味も栄養も抜けるため基本的に不要です。
切り口がすぐに変色しますが、ポリフェノールによるものなのでそのまま食べられます。

保存のポイント

保存場所 泥つき(通常):常温(冷暗所)
泥つき(夏):冷蔵庫(野菜室)
泥なし:冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 泥なし:5日程度
泥つき:2週間程度
新ゴボウ:4日程度

泥付きの場合は購入したポリ袋のままか、紙袋等に入れて常温(冷暗所)に保存します。
泥なしやカットされたものはポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。

夏は冷蔵庫(野菜室)に保存します。
冷蔵庫に入らない等でカットすると保存日数が短くなります。
また、新ゴボウは通常のゴボウに比べて日持ちしません。
早目に食べるようにしましょう。