花ニラ 花にら 花韮

花ニラの概要

名前 花ニラ
漢字 花韮

ニラのトウ立ちした(花が咲く茎が出た)若いつぼみと茎を花ニラと呼びます。
花ニラは葉ニラに比べて香りが穏やかで、食感がシャキっとしています。
通常のニラからでも収穫できますが、花ニラ専用の品種もあります。

なお、同じ名前の花ニラと呼ばれる鑑賞用に利用される植物があり、こちらは毒があり下痢を引き起こすので食べることはできません。

選び方のポイント

花ニラは花が咲く前のつぼみの状態のものを食べますが、茎が伸びすぎると下の方は硬くなってきます。
また、細いものは硬い傾向があるようです。
そのため、茎が太く短めのものを選ぶと良いでしょう。

食べ方・調理のポイント

花ニラはつぼみと茎を食べます。
炒めることが多いですが、茹でても食べることができます。

なお、ニラにはニンニクと同様にアリシンによる優れた殺菌力・抗菌力を持ちますが、生で摂取するとお腹を壊すことがあります。
アリシンは水溶性で熱に弱いですが、脂と一緒に調理すると分解されにくくなります。
さっと油で炒めて食べると良いでしょう。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 密閉せず:3日程度
密閉保存:10日程度

ポリ袋等に入れて輪ゴム等でしっかり閉じて密閉し、冷蔵庫(野菜室)に保存します。

ニラは冷蔵庫に保存していても呼吸により酸素を消費して二酸化炭素を排出しています。
密閉すると呼吸による低酸素・高二酸化炭素状態になり、呼吸が抑制されるようになるため保存期間が長くなります。
また、ニラの匂いが冷蔵庫(野菜室)に蔓延するのを防止できます。

密閉しないのであれば新聞紙にくるんで保存する必要はなく、購入時のビニール袋のまま冷蔵庫(野菜室)に保存します。
また、ニラは常温で保存するとすぐに腐り、溶けて凄まじい匂いを出すのでお勧めしません。