マコモダケ まこもだけ 真菰筍

マコモダケの概要

名前 マコモダケ
漢字 真菰筍
別名(例) 真菰(マコモ)
花勝美(ハナガツミ)

マコモダケはマコモの肥大化した根元の茎を食べます。

マコモは日本や東南アジア等に自生する水生植物で、そのままでは茎は肥大化しません。
栽培用のマコモは中国から導入された品種で黒穂病菌(くろぼびょうきん)が寄生しやすく、菌が分泌するインドール酢酸の影響で穂になる部分が肥大化します。
その様子がタケノコに似ていることから「マコモダケ」と呼ばれています。

マコモダケは柔らかいタケノコのような食感で、タケノコのようにクセやアクがなく、ほのかな甘みのある食べやすい野菜です。

選び方のポイント

マコモダケは茎の太さが3cm程度で、表皮の緑色が薄く、断面が白いものを選びます。
緑色が濃いと成長が進みすぎて、黒い胞子(斑点)が内部に作られ食味が落ちている場合があります。

なお、収穫時期によってマコモダケは大きさが異なり、時期が早い方が大きく、遅いと小さい傾向があります。

食べ方・調理のポイント

外側の緑色の葉の部分は硬いので取り除き、残った所はピーラー等で軽く剥きます。
緑色の部分が少し残っても、柔らかければ問題ありません。
内側に黒い胞子(斑点)があることがありますが、そのまま食べられます。

中華料理でよく使用されることもあり、油を使った調理(炒め物や天ぷら等)と相性が良いようです。
加熱すると甘みは増しますが、柔らかいので加熱時間は短めにします。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 2~3日程度

ポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存します。

古くなると硬くなり味が落ちるので、早めに食べるようにします。