セロリ 塘蒿

セロリの概要

名前 セロリ
漢字 塘蒿
別名(例) セルリー
和蘭三葉(オランダミツバ)

セロリは強い独特の香りがする野菜で、幅広な茎や葉を食べます。
大好きな人がいる一方で、「大人が嫌いな野菜第1位」に選ばれる程に好き嫌いがハッキリ分かれる野菜です。

セロリは色によって3種類に大別され、繊維質が多く厚みの少ない黄色種、肉厚でスジが少なく香りの強い緑色種、日本で主流の青臭さが少なく根元が白っぽい中間種があります。
その他にも、最近は水耕栽培によって香りが弱く筋がない生食向けのホワイトセロリが出てきています。

アメリカで主流の緑色種は味も香りも中間種より上で、近年は日本での流通も増えてきています。

セロリの色は品種の違いもありますが、栽培方法も影響します。
実は、普通に栽培するとセロリはあんなに長くはなりません。
セロリの茎の部分に日光があたらないように軟白栽培することで、光を求めて茎が長くなり、緑色も強くなりません。
そして、軟白栽培することで香りも穏やかになります。

選び方のポイント

緑色種を選ぶと味が良いですがクセも強いので、セロリが苦手な人は中間種(根元が白っぽい品種)を選ぶと良いでしょう。
一般的に色が白い程に香りが弱くなります。

また、国産は葉が付いていることが多く、輸入品は葉が切り取られています。
国産品を選びたい場合は葉付きを選びましょう。

食べ方・調理のポイント

セロリが好きな人は香りを楽しむために生で食べることを好みます。
他にも、加熱に向く食材で、肉の臭み消しとして肉料理に使ったり、グラタン等の洋風の食べ方に合います。

葉は少し硬めなので細かく切るか、お浸しや天ぷら等にすると美味しく食べられます。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 茎:2週間程度
葉:3日程度

葉から水分が奪われるので茎と葉を切り離します。
そして、水を含ませたポリ袋等に茎と葉を別々に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。