ニガウリ にがうり 苦瓜

ニガウリの概要

名前 ニガウリ
漢字 苦瓜
別名(例) ゴーヤ
蔓茘枝(ツルレイシ)

ニガウリは沖縄県の夏を代表的する野菜で、未成熟な実を野菜として食べます。
「ゴーヤ」の呼び方の方が一般的でしょうか。沖縄県では「ゴーヤー」と伸ばすようです。

名前の通りとても苦い野菜ですが、それ故に夏バテ防止に効果があると言われています。
ただ、苦すぎて食べられない人も多い野菜でもあります。

完熟すると黄色く甘くなり、こちらも食べられますが栄養価は下がります。
品種によって苦みに差があり、九州産は苦みが強く、沖縄県産は苦みが穏やかな傾向があるようです。

日よけのグリーンカーテンとしても人気があり、病気や暑さに強く、ちゃっかり収穫もできてしまいます。

選び方のポイント

ニガウリは濃い緑色でイボが小さいものは栄養価が高い代わりに苦みが強くなります。
色が薄くイボが大きいものは成長して苦みが弱くなっており、ニガウリが苦手な人はこちらを選ぶと良いでしょう。

食べ方・調理のポイント

ニガウリは農薬の使用が多いので、柔らかいブラシ(歯ブラシや野菜専用のブラシ等)でしっかり表面を洗います。

表面を洗ったら両端を切り落とし、縦半分に切ります。
そして、スプーン等で白いワタと種を取り除きます。
ワタに苦みはないので、それ程しっかり取り除かなくても問題ありません。

炒める場合は切り口を下にして、2~5mm程度の厚さに切ります。
薄く切りすぎるとニガウリの食感が失われ、厚く切る程に苦みが強く感じられます。
生でも食べられますが、苦みが強く硬いので薄くスライスすると良いでしょう。

ニガウリは苦みが強いので、ニガウリ1本に対して塩小さじ1の塩でもんで10分程度置いておき苦みを抜きます。
次の下茹でをしない場合は塩を水で洗って落とし、軽く絞って水を切ります。

苦さが苦手な人は、塩がついたままのニガウリを更にお湯で2分程度茹で、冷水に落として粗熱を取り、軽く絞って水を切ります。

この状態で和え物や炒め物等に利用します。
ゴーヤチャンプルーが有名ですが、油で苦みが抑えられ、栄養の損失も抑えられるのでお勧めです。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) ワタあり:3日程度
ワタなし:1週間程度

表面を拭いてポリ袋等に入れ、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存します。

すぐに使わない場合は種とワタを取り、洗わずにポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。
常温で置いておくと熟して黄色くなってきます。