キャベツ きゃべつ
キャベツの概要
名前 | キャベツ |
別名(例) |
甘藍(カンラン) 玉菜(タマナ) |
キャベツは丸く固まった葉を食べる野菜です。
最初から結球して成長するわけではなく、葉が20枚前後になってから結球します。
キャベツは1年を通じて流通していますがハウス栽培ではありません。
季節や地域(平地や高原等)に合わせた品種を全国で栽培することで美味しいキャベツを通年で食べることができます。
- 春キャベツ(春): 結球が弱く葉が柔らかい
- 夏キャベツ(夏~秋): 高地で栽培
- 冬キャベツ(冬): 葉が詰まって甘味が強い
夏キャベツは高原キャベツとも呼ばれ、春キャベツと冬キャベツの中間のような位置づけです。
選び方のポイント
キャベツは芯の太さが500円玉(2.5cm)以下のものが葉が柔らかく、甘くて食べやすいとされています。
また、生で食べる場合は柔らかい春キャベツが向いています。
キャベツは季節で結球の度合いが異なるため重ければ良い(身が詰まっていれば良い)とは一概には言えません。
冬キャベツは重いもの、春キャベツは軽いものを選びます、。
カットされたものは使い勝手が良い代わりに保存期間が短くなります。
食べ方・調理のポイント
一般的にキャベツは外葉を剥いた状態で売られていますが、稀に外葉が付いたまま売られていることがあります。
外葉付きで売られていた場合は農薬の使用が多い野菜なので何枚か捨てます。
キャベツは外側は硬く青臭いため加熱調理に向きます。
内側は柔らかいのでサラダ等の生食に向きます。
キャベツを洗う際は細かく切る前に(1枚ずつ剥がした状態で)洗います。
千切りにした後で洗ってしまうと、キャベツの最も多い栄養素であるビタミンCが流出するのでお勧めしません。
なお、海外では生ではあまり食べないようです。
保存のポイント
保存場所 |
丸ごと(通常):冷蔵庫(野菜室) 丸ごと(冬):常温(冷暗所) カット:冷蔵庫(野菜室) |
保存日数(目安) |
丸ごと:2週間程度 カット:3日程度 |
丸ごとの場合はポリ袋等に入れ、口を緩く閉じて冷蔵庫(野菜室)に芯を下に向けて保存します。
カットされたものはポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。
冬は常温(冷暗所)でも保存できます。
切った場所から傷みやすくなるので、外側から必要な枚数のみ剥がすようにして使うと保ちが良くなります。
キャベツの旬
キャベツは涼しい気候の野菜なので、日本では秋~冬が本来の旬と考えられます。
しかし、季節や地域(平地や高原等)に合わせた品種を全国で栽培することで実質的に旬のない野菜となっています。
強いて言えば11~2月の流通が少なめですが、1月以外は価格が安いままなのであまり気にする必要はないでしょう。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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キャベツ |
キャベツの栄養
ビタミンC・ビタミンK・葉酸が多く含まれています。
茹でるとビタミンCが半分以下になってしまうので、調理時間を短くするか、生で食べると良いでしょう。
半分以下になってしまうと、それ程優れた野菜ではなくなってしまいます。
食材を選択 | |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
|
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
|
||
一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
|||
多価不飽和(n-3) |
-
|
|||
多価不飽和(n-6) |
-
|
|||
コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
||
不溶性 |
-
|
|||
総量 |
-
|
項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
|
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
|
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
|
|
ビタミンB2 |
-
|
|
||
ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
|
|
||
ビタミンB6 |
-
|
|
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ビタミンB12 |
-
|
|
||
葉酸 |
-
|
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パントテン酸 |
-
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ビオチン |
-
|
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ビタミンC |
-
|
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
キャベツの産地
春キャベツ、夏・秋キャベツ(高原キャベツ)、冬キャベツの生産量です。
春キャベツと冬キャベツは生産量の分布が似ています。
夏・秋キャベツ(高原キャベツ)は群馬県、長野県等の高地の涼しい地域で栽培しています。
食材を選択 |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 中 |
窒素影響 | 大 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
キャベツは農薬の使用も窒素残留も多い野菜です。
窒素残留は200g以上を摂取すると許容量を超えてしまい、食べる量も多い野菜なので窒素影響は「大」としました。
そのため、有機栽培(オーガニック)等でない限り大量には食べない方が良いでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
キャベツ | 15.9 | 26.5 | 45都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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キャベツ/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 100 | ||
キャベツ/ゆで | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 100 | ||
キャベツ/油炒め | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 100 |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています