ニンジン にんじん 人参
ニンジンの概要
名前 | ニンジン |
漢字 | 人参 |
別名(例) | 西洋ニンジン |
一般的に普及しているニンジンは西洋ニンジンで5寸人参が広く普及しています。
主に胚軸(根)を食べますが、若い葉も食べることができます。
様々な品種があり、一般的な赤色だけでなく黄色や紫色のニンジンもあります。
甘みがあり、生で食べるとシャキシャキしていて、加熱すると柔らかくなる美味しい野菜です。
香草のような独特の香りがあるため苦手な人もいますが、最近は香りを抑えた品種が増えてきています。
選び方のポイント
ニンジンは基本的には胚軸(根)のみで売っており、下部に丸みがあるものを選びます。
表面にキズがあるものはそこから痛みやすいので避けます。
また、泥つきの方が保ちが良くなります。
葉つきのニンジンは胚軸(根)は小さめですが、葉が柔らかいうちに収穫しているため葉を主体的に食べる場合に向いています。
なお、ニンジンには本来白い皮があり、洗浄の過程でほとんど剥がれ落ちるのですが稀に残っていることがあり、皮を剥けば問題ありません。
食べ方・調理のポイント
ニンジンの表面をタワシ等でしっかり洗い、上下の端を切り落とします。
生で食べる場合は硬いので細切りにします。
煮込む場合は乱切り等で大きく切り、長時間に込んでも煮崩れしません。
炒める場合は硬いので細切りにします。
ニンジンは他の野菜と同時に摂取すると、アスコルビナーゼとゆう酵素がビタミンCを破壊するため、酸(酢、レモン汁)や油を一緒に摂取するか、加熱すると酵素の働きを抑えることができます。
ただ、大概はドレッシングや加熱して食べるのであまり気にしなくて良いでしょう。
保存のポイント
保存場所 | 冷蔵庫(野菜室) |
保存日数(目安) |
胚軸(除湿あり):2週間程度 胚軸(除湿あり):1週間程度 胚軸(カット):3日程度 葉:2日程度 |
ニンジンは葉つきの場合は葉から水分が奪われるので胚軸(根)と葉を切り離します。
胚軸(根)は湿気に弱いため、湿気をふき取った後にティッシュや新聞紙等にくるんでポリ袋等に入れ、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存します。
5℃以下で保存できるのであれば、冬は常温(冷暗所)でも保存できます。
泥つきの場合は洗わずにそのまま保存します。
購入時のビニール袋のままでも保存できますが、保存期間は短くなります。
葉は水を含ませたポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に保存します。
なお、冷凍保存は解凍した際にグニュグニュになるのでお勧めしません。
ニンジンの旬
ニンジンの旬は主に秋~冬の寒い時期です。
特に寒い時期は甘みが強くなります。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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ニンジン |
ニンジンの栄養
ニンジンは水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く含み、特にビタミンAを多く含み野菜のなかで上位に入ります。
また、皮に栄養があるので、皮は剥かずに食べるようにします。
食材を選択 | |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
|
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
|||
多価不飽和(n-3) |
-
|
|||
多価不飽和(n-6) |
-
|
|||
コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
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不溶性 |
-
|
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
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ビタミンB2 |
-
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ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
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ビタミンB6 |
-
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ビタミンB12 |
-
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葉酸 |
-
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パントテン酸 |
-
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ビオチン |
-
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ビタミンC |
-
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
ニンジンの産地
ニンジンは通年で安定して栽培されていますが、北海道で多く栽培しています。
特に、秋はほとんどが北海道産になっています。
食材を選択 |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 中 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
ニンジンの農薬や窒素肥料の使用は少し多めです。
また、地下で育つ野菜なのですが土に対する農薬を皮に吸着しやすい特性があります。
そのため、有機栽培(オーガニック)を推奨するとしました。
ただ、窒素残留はほとんどないので皮を剥けばそれ程気にしなくても良いでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
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ニンジン | 12 | 20.3 | 44都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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ニンジン/皮つき/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 | ||
ニンジン/皮つき/ゆで | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 | ||
ニンジン/皮なし/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 | ||
ニンジン/皮なし/ゆで | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 | ||
ニンジン/皮なし/油炒め | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 | ||
ニンジン/皮なし/素揚げ | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 | ||
ニンジン/皮なし/グラッセ | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr | ||
ニンジン/皮/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 0 |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています