ショウガ しょうが 生姜
ショウガの概要
名前 | ショウガ |
漢字 | 生姜 |
別名(例) |
根生姜(ネショウガ) 老成生姜(ヒネショウガ) 古根生姜(フルネショウガ) |
ショウガは薬や香辛料として使われることが多い野菜で、主に肥大化した地下茎を食べます。
ショウガは用途によって「根ショウガ」「新ショウガ(根ショウガ)」「葉ショウガ」の大きく3種類に分かれます。
収穫時期の違いもありますが、これらは専用の品種を栽培していることが多く、それぞれ産地が異なります。
「ショウガ」として通常売られているものは収穫したものを貯蔵した根ショウガを指し、主に薬味や香辛料(臭み消し)として利用します。
「老成生姜(ひねしょうが)」や「古根生姜(ふるねしょうが)」とも呼ばれますが、地域によってはショウガの栽培元になった硬くなったショウガ種のことを指す場合もあり、統一されていないようです。
新ショウガはハウス栽培で根ショウガの上にできた新しい茎が紅色のものと、露地栽培で秋に収穫する貯蔵前の白い状態の根ショウガの2種類があります。
根茎は柔らかく、辛味も一般的なショウガほど強くないため生でも食べられます。
選び方のポイント
新ショウガを選ぶと辛みが穏やかで柔らかいので食べやすいです。
時間がたつと根(白い部分)が色づいてくるので、色が白いものを選びます。
根ショウガの場合はできるだけ大きいものを選びます。
小さいと繊維質が多くて硬くなります。
食べ方・調理のポイント
ショウガは皮(皮のすぐ下)に風味があるので皮ごと使うようにします。
ショウガの繊維は縦に入っています。
そこで、すりおろす場合は下ろし金に対してショウガを寝かせます。
そして、側面の線(縞模様)に沿って横方向にすりおろすことで繊維が断ち切られ食感が良くなります。
保存のポイント
保存場所 |
新ショウガ:冷蔵庫(野菜室) ショウガ(通常):常温(冷暗所) ショウガ(夏):冷蔵庫(野菜室) |
保存日数(目安) |
新ショウガ:1週間程度 ショウガ:2週間程度 |
新ショウガはポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。
ショウガ(根ショウガ)は紙袋等に入れて常温(冷暗所)に保存します。
理想の保存温度は13℃なので夏は冷蔵庫(野菜室)にキッチンペーパー等にくるんで保存します。
ショウガの旬
新ショウガには5~8月のハウス栽培(新しい茎が赤い新ショウガ)と9~11月の貯蔵前の露地栽培(白い根ショウガ)があり、両方を旬として扱っています。
一般的にショウガと呼んでいる貯蔵物は通年で流通しています。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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新ショウガ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ショウガ |
ショウガの栄養
ショウガはマンガンを極めて多く含みますが、全体的に栄養価は低く、食べる量も少ないので栄養の摂取は実質的に期待できないでしょう。
しかし、香り成分の「シネオール」、辛み成分の「ジンゲロール」や「ショウガオール」等は、体を温めたり、免疫力の向上に効果があるとされ、昔から生薬として利用されています。
これらの成分を有効に摂取するには、皮ごと食べるようにします。
食材名 | ショウガ/皮なし/生 |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
|
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
|
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
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多価不飽和(n-3) |
-
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|||
多価不飽和(n-6) |
-
|
|||
コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
||
不溶性 |
-
|
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
|
|
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
|
|
ビタミンB2 |
-
|
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ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
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|
||
ビタミンB6 |
-
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ビタミンB12 |
-
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葉酸 |
-
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パントテン酸 |
-
|
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ビオチン |
-
|
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ビタミンC |
-
|
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
ショウガの産地
ショウガの生産量は高知県が多いですが、葉ショウガと産地が一致しないのが面白いですね。
食材名 | ショウガ |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 中 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
ショウガは農薬も窒素肥料も使用がかなり多い部類に入ります。
ただ、収穫期間が長いため、一般的な野菜と比べて極端に多いとまでは言えないと思われます。
特に、地下で育つ野菜なので農薬の心配は少ないです。
窒素残留は多いですが、極端に多いという程でもありません。
また、1回あたりに食べる量が少ない野菜なので窒素影響は「中」としますが、有機栽培(オーガニック)等でない限り大量には食べない方が良いでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
ショウガ | 17.1 | 29.4 | 26都道府県 |
新ショウガ | 8 | 70 | 1都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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ショウガ/皮なし/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 100 |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています