パセリ
パセリの概要
名前 | パセリ |
別名(例) |
和蘭芹(オランダゼリ) カールパセリ カーローパセリ |
パセリは爽やかな香りのする香味野菜です。
ヨーロッパでは葉が平らなイタリアンパセリが主流ですが、葉が縮れた品種は「カールパセリ」や「カーローパセリ」等と呼ばれ、日本ではこれを単に「パセリ」と呼んでいます。
日本ではパセリは飾りとして利用することが多く、そのまま食べても苦みがあり、食感も悪いため評価の低い野菜です。
しかし、パセリは世界で最も利用されるハーブの一つであり、スープ、ソース、ドレッシング等に香りづけとして利用して真価が発揮されます。
食べ方・調理のポイント
パセリは茎を取り除いた後、細かく葉を刻んでスープやソース等に混ぜ込んで利用します。
生のままやお浸しにする等、野菜として食べるのには向きません。
パセリの旬
パセリは春と秋の涼しい時期が旬となります。
なお、パセリは通年で安定して流通していますが、業務利用が大半でイベントに応じて流通量が決まります。
例えば、12月が最も多く流通しますが、これはクリスマスや年末商戦でパセリの需要が増えるためで、旬とは関係ありません。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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パセリ |
パセリの栄養
パセリは食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含む、栄養価がトップクラスの野菜です。
特にビタミンKと鉄は野菜の中で最も多く含んでおり、ビタミンA、ビタミンE、葉酸、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マンガン、セレン、クロム、モリブデン等も上位に入ります。
ただ、摂取量が少ない野菜であるためビタミンKを少し摂取できる程度で、実質的には栄養の摂取はそれ程期待できないでしょう。
食材名 | パセリ/生 |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
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多価不飽和(n-3) |
-
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多価不飽和(n-6) |
-
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コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
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不溶性 |
-
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
|
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ビタミンB2 |
-
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ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
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ビタミンB6 |
-
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ビタミンB12 |
-
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葉酸 |
-
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パントテン酸 |
-
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ビオチン |
-
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ビタミンC |
-
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
パセリの産地
パセリは露地栽培よりも施設栽培の方が多い野菜です。
露地栽培は長野県が多く、施設栽培は茨城県が多くなっています。
なお、パセリの需要は減少傾向で、業務利用が大半であるため新規に栽培を始める農家は少ないようです。
食材を選択 |
- 食材名は出典から変更している場合があります
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農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 中 |
窒素影響 | 中 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
パセリは農薬・窒素肥料の使用が多い野菜です。
窒素残留も多いですが摂取量が少ない野菜であるため窒素影響は「中」としますが、有機栽培(オーガニック)等でない限り大量には食べない方が良いでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
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パセリ | 16.6 | 33.4 | 17都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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パセリ/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 200 |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています