食用ギク 食用ぎく 食用菊
食用ギクの概要
名前 | 食用ギク |
漢字 | 食用菊 |
別名(例) |
食菊(ショクギク) 料理菊(リョウリギク) |
食用ギクは菊の花のうち、主に食用にするものを指します。
菊としては多くの種類がありますが、食用としては数種類(延命楽・阿房宮・小菊等)に限定され、花弁(花びら)を食用とする大輪種と、料理のツマ等で利用される小輪種があります。
特に大輪種は花弁の食感を高めるために丸くなるようにする等の品種改良が行われています。
食用菊は観賞用に比べて苦みが少なく、甘みがあり、シャキシャキした食感があります。
ただ、味を楽しむより、飾り(かざり)や彩り(いろどり)を楽しむために使うことが多いでしょうか。
また、菊には殺菌効果があることから小輪種が刺身のツマ等で利用されています。
ただ、冷蔵技術が向上した現代では実質的には飾りとして使われています。
選び方のポイント
大輪種の食用ギクは花弁(花びら)が筒状に丸まっているものの方が食感は良いです。
食べ方・調理のポイント
食用ギクは花の状態のまま水洗います。
大輪種は花弁(花びら)のみ食べるため、花弁をむしって真ん中の萼(がく)から外します。
その際、中心部の花弁は苦いので少し残すようにすると良いでしょう。
花弁を茹でる場合は、茶色っぽくなるのを防ぐためにお湯500mlに対して酢を小さじ1を加えます。
しんなりするまで30秒程度茹でたら冷水で冷やします。
刺身のツマとして添えている小輪種は生のまま添えられていますが、そのまま食べられます。
食用ギクの旬
食用ギクは施設栽培の方が露地栽培より生産量が多くなっており、旬がわかりにくい野菜になっています。
しかし、露地栽培では概ね9~12月頃が旬と言えます。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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食用ギク |
食用ギクの栄養
食用ギクはビタミンEが突出して多く含まれており、野菜の中で上位に入ります。
ただ、飾り(かざり)や彩り(いろどり)に使うことが多く、食べる量が少ない野菜なので実質的には栄養の摂取はそれ程期待できないでしょう。
食材を選択 | |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
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多価不飽和(n-3) |
-
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多価不飽和(n-6) |
-
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コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
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不溶性 |
-
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
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ビタミンB2 |
-
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ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
|
|
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ビタミンB6 |
-
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ビタミンB12 |
-
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葉酸 |
-
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パントテン酸 |
-
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ビオチン |
-
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ビタミンC |
-
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
食用ギクの産地
食用ギクは露地栽培よりも施設栽培の方が生産量が多くなっています。
ただ、施設栽培は小輪種(小菊)の割合が多く、単純には比較できないようです。
露地栽培は関東以北の涼しい地域で栽培されています。
食材を選択 |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
不要 |
農薬や窒素肥料の使用は「中」程度ですが、食べる量が少ない食材なので影響は「小」としました。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
食用ギク | 13.4 | 22.2 | 4都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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食用ギク/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr | ||
食用ギク/ゆで | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています