ヤングコーン

ヤングコーンの概要

名前 ヤングコーン
別名(例) ベビーコーン
ミニコーン
幼雌穂(ヨウシスイ)
唐黍(トウキビ)

トウモロコシが未成熟な小さい状態で収穫したものをヤングコーンと呼んでいます。

トウモロコシを栽培すると1本の茎に約3本のトウモロコシができます。
しかし、スイートコーンは甘さを集中させるために1~2本を残して間引きし、間引いたものはヤングコーンとして利用します。

とは言え、スイートコーンとヤングコーンでは使用する農薬が異なるため、1本の茎でスイートコーンとヤングコーンの両方を栽培することが難しい状況でした。
近年、両方で使用できる農薬が開発されたことでヤングコーンの生産量が増えており、スーパー等でみかけることが多くなってきました。

ヤングコーンは水分が多いためフレッシュでほのかな甘みがありますが、鮮度が落ちるのがとても早い野菜です。

選び方のポイント

ヤングコーンには収穫して半日ほどで甘さが半減してしまうため「朝採れ」等のその日に収穫したものを選びます。
皮つきの方が日持ちしますが、時間が経過すると結局甘さは少なくなります。

食べ方・調理のポイント

ヤングコーンは鮮度落ちが早いので、購入後はすぐに加熱調理します。
成長したスイートーンとは違い、内側の薄い皮やヒゲも食べることができます。

収穫したてのヤングコーンは生でも食べられますが、基本的には3~4分程度塩茹でしてから使用します。

保存のポイント

保存場所 生:冷蔵庫(チルド)
茹でた後:冷蔵庫
保存日数(目安) 生:1日以内
茹でた後:2~3日

ヤングコーンは収穫した後でも呼吸により糖がデンプンに変化していきます。
常温では数時間で糖の減少が始まり、1日もすると甘さが半減してしまいます。
そのため、購入後はなるべく早く食べる必要があります。

一時的に生のまま保存する場合は、なるべく低い温度で保存する必要があるため冷蔵庫(チルド)に保存し、遅くとも1日以内には食べるようにします。

どうしても保存したい場合は、茹でる等の加熱することでヤングコーンの呼吸を止めて糖がデンプンに変わるのを防ぎ、ポリ袋やタッパ等に入れて冷蔵庫に保存します。