キュウリ きゅうり 胡瓜
キュウリの概要
名前 | キュウリ |
漢字 | 胡瓜 |
別名(例) | 唐瓜(カラウリ) |
キュウリは漬物等を含めて日本の調理法に適しているため広く流通している野菜で未成熟な実を食べます。
歯ごたえのある食感とみずみずしいスッキリとした味わいで人気があります。
クセのない味ですが、稀に青臭さが気になる人もいるようです。
分類方法にもよりますが、キュウリは「白イボ系(華北型)」と「黒イボ系(華南型)」の大きく2種類に分かれます。
白イボ系の方が味に優れているため、流通しているもののほとんどは白イボ系になっています。
他の分類方法として「ブルーム種」と「ブルームレス種」があります。
ブルームとはキュウリの表面に付着する乾燥を防ぐための粉で、流通しているもののほとんどはブルームレス種(粉なし)になっています。
選び方のポイント
ヘタの下が固いものを選びます。
イボがしっかり残っているものが新鮮ですが、イボは簡単に取れてしまうためあまり参考になりません。
なお、キュウリは本来は曲がるものです。
購入場所が限られますが、味に影響しないので積極的に曲がったものを選ぶと安く購入できます。
食べ方・調理のポイント
キュウリは塩をふって板ずりすると食味が良くなり、青臭さも低減されます。
ブルームレス種(粉なし)は見た目が綺麗で表面がバリっとしているのでサラダに向いています。
ブルーム種(粉つき)は皮が薄いのでサラダや漬物に向いています。
保存のポイント
保存場所 | 冷蔵庫(野菜室) |
保存日数(目安) | 3日程度 |
表面が濡れている場合はふき取ります。
丸ごとの場合は密封しないようにポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)にヘタを上にして立てて保存します。
カットされたものはポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。
水気に弱いので密封するとキュウリから出た水分で痛みが早くなります。
また、冷蔵庫に入れると低温障害を起こします。
適温が10℃なので常温で保存できる時期もあります。
ただ、5℃を下回ると低温障害を起こすため温度管理が難しくお勧めしません。
キュウリの食べ合わせ
キュウリは他の野菜と同時に摂取するとキュウリに含まれる酵素(アスコルビナーゼ)がビタミンCを破壊すると言われます。
これはビタミンCが酸化することでビタミンCとして検出されなくなるためです。
しかし、体内に取り込むとビタミンCとして還元され作用するので気にする必要はありません。
キュウリの旬
キュウリは主に夏~秋が旬となります。
ハウス栽培されたものは通年で流通しています。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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キュウリ |
キュウリの栄養
キュウリはビタミンKに優れていますが、水分が多く全体的な栄養価は低いです。
できれば生で食べて栄養の損失を少なくすると良いでしょう。
食材名 | キュウリ/生 |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
|
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タンパク質 |
-
|
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脂 質 |
脂質 |
-
|
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
|
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
|||
多価不飽和(n-3) |
-
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|||
多価不飽和(n-6) |
-
|
|||
コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
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不溶性 |
-
|
|||
総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
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ビタミンB2 |
-
|
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||
ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
|
|
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ビタミンB6 |
-
|
|
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ビタミンB12 |
-
|
|
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葉酸 |
-
|
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パントテン酸 |
-
|
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ビオチン |
-
|
|
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ビタミンC |
-
|
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
キュウリの産地
キュウリは際立って生産量の多い地域がなく、日本全国で生産しています。
面白いのは、夏の野菜であるにも関わらず冬~春の方が生産量が多くなっています。
作付面積が少ないのでハウス栽培が多いようです。
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農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 特大 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
キュウリは実野菜であるため窒素残留は少ないです。
しかし、農薬の使用がとにかく多く、有機栽培(オーガニック)等でない限り大量には食べない方が良いでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
キュウリ | 35.2 | 38.6 | 47都道府県 |
太キュウリ | 31 | 61 | 1都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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キュウリ/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています