ウルイ うるい

ウルイの概要

名前 ウルイ
別名(例) 甘菜(アマナ)
ウリッパ
ギンポ
山干瓢(ヤマカンピョウ)

本州北部から北海道の産地や草原に自生する「大葉擬宝珠(おおばぎぼうし)」の若葉を「ウルイ」と呼び山菜として食べます。

ウルイは味、香りニクセがなく、軽いヌメリが特徴です。
栽培物は軟白栽培されており、天然物に比べて柔らかくヌメリが抑えられて食べやすくなっています。
最近は日光にあてずに栽培した山形県産の黄色いウルイが「雪うるい」のブランド名で流通するようになってきています。

なお、保存用に茹でて乾燥させたものは「山かんぴょう」と呼ばれています。

選び方のポイント

栽培物には緑色のウルイ、黄色いウルイがあります。

緑色のウルイは土寄せ等で軟白化していますが、土より上部を日光にあてるため緑色をしています。
黄色いウルイは日光にあてずに施設栽培したもので、緑色のウルイに比べて葉先まで苦みがなく柔らかくなっています。
どちらのウルイも茎の部分は白いのですが、出荷後に時間が経過すると緑色に色づいて硬くなってきます。

このことから、生で食べる場合は黄色い「雪うるい」か、緑色の薄いウルイを選ぶと良いでしょう。
加熱する場合は緑色がしっかりしたウルイを選ぶとウルイの特徴であるヌメリを楽しめます。
ただし、成長しすぎたものは硬くなり、苦みが出てきます。

食べ方・調理のポイント

ウルイは生で食べるとシャキシャキしており、茹でるとヌメリが出てきます。
癖がないので何にでも合います。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 3日程度

水を含ませたポリ袋等に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存します。