レンコン れんこん 蓮根

レンコンの概要

名前 レンコン
漢字 蓮根
別名(例) ハスネ

レンコンは蓮の肥大化した地下茎を食べます。
根っこに見えることから「蓮根(れんこん、はすね)」と呼ばれています。

レンコンは水田で栽培され、空気を運ぶための気孔と呼ばれる穴が開いています。
この穴が「先を見通す」ことに通じることから縁起物としておせち料理によく用いられます。

レンコンの味は季節によって異なり、秋の出始めの頃はシャキシャキしており、冬の寒い時期はムチっとした粘りが出ます。

選び方のポイント

レンコンは光と空気を嫌います。
このため、カットされたものよりは丸ごと、特に土付きのものを選ぶと良いでしょう。
また、小さいレンコンはシャキシャキしており、冬の時期の大きいレンコンは粘りがあります。

なお、本来のレンコンは褐色で、アクが強いため赤や黒っぽくなることも多い野菜です。
スーパー等では白いレンコンを見かけることが多いですが、収穫前に葉を全て倒してしまうことで空気を遮断し、レンコンが酸化するのを抑えることで白いレンコンを収穫しています。
漂白剤を使っているとの話もありますが、生鮮食品への食品添加物の使用は禁止されており、国産であれば(加工食品でなければ)レンコンの色は気にする必要はないでしょう。

また、表面に白いものが付着していることがありますが、レンコンに含まれるデンプンなので問題ありません。

食べ方・調理のポイント

レンコンは表面をタワシ等で洗ったら、皮をむき、包丁で必要な大きさに切ります。
3~5mm程度に切ることが多いでしょうか。

ただ、レンコンにはアクがあるため包丁で切るとすぐに空気に触れた部分から変色してしまいます。
酢水に浸ける(アク抜きする)と変色を防ぐことができ、食感がシャキシャキします。
代わりに粘り成分であるムチンが分解され粘りは失われてしまいます。

そのため、煮物にする場合はそのまま、又は水にさらすようにし、サラダや炒め物等にする場合は酢水に浸ける等、使い分けると良いでしょう。

保存のポイント

保存場所 丸ごと(通常):冷蔵庫
丸ごと(冬):冷蔵庫、又は常温(冷暗所)
カット:冷蔵庫
保存日数(目安) 丸ごと:5日程度
カット:2~3日程度

レンコンは光や空気(乾燥)を嫌います。

1節丸ごと(途中でカットされていないもの)の場合は、湿らせたキッチンペーパー等にくるんでからポリ袋等に入れて冷蔵庫に保存します。
冬場であれば10℃以下の常温(冷暗所)でも保存できます。
泥付きのものは、洗ったものよりも保ちが良くなります。

カットされたもの(穴が見えるもの)は、空気に触れないようにきっちりラップで包んでから冷蔵庫に保存します。

なお、レンコンは時間が経つほどどアクが出るため、早めに食べるようにしましょう。