クサソテツ くさそてつ 草蘇鉄

クサソテツの概要

名前 クサソテツ
漢字 草蘇鉄
別名(例) 屈(コゴミ)
コゴメ

日本全国の水はけの良い場所に自生する「クラソテツ」の渦巻状に丸まった新芽を「屈(こごみ)」と呼び山菜として食べます。
群生していることが多いですが、成長が早いためその場所毎の収穫時期が限られます。

適度なヌメリがあり、山菜特有のクセが無いので使いやすい食材です。
コゴミの名前で売られていることが多いですが、最近はクサソテツの名前が使われることも増えてきています。

葉の色が綺麗な緑で姿が美しいことから観賞用としても人気があり、庭に植えたりします。

選び方のポイント

茎が太く、葉がしっかり巻かれているものの方が食感が良くなります。
茎の切断面が黒く変色しているものは収穫から時間が経っており、食べる際には黒い部分は切り取って捨ててしまいます。

食べ方・調理のポイント

ゴミや枯葉が付着していることがあるので、くるりと巻いている部分を含め良く洗います。
洗ったら、根元の黒い部分を切り落とします。

クサソテツは他の山菜と同様に天ぷらにすることが多いですが、茹でても美味しい野菜です。
茹でる場合は長時間の加熱は避け、少し硬いですが1分、長くても2分程度茹でるに留めます。
長時間茹でると柔らかくはなりますが、せっかくの風味が損なわれてしまいます。

アクが無いため新鮮なものは生でも食べられますが、お腹がゆるくなることがあるので少量に留めましょう。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 3日程度

穴の開いたポリ袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。

乾燥に弱いですが、保存する際は洗ったり湿らせたりしないようにしましょう。
また、軽く茹でてから冷凍庫で保存した方が味が残ります。