青パパイア
青パパイアの概要
名前 | 青パパイア |
別名(例) |
青パパイヤ グリーンパパイア(パパイヤ) 蕃瓜樹(バンカジュ) |
パパイアは南国の植物で、熟して果物として食べる他に、未成熟な状態で収穫して野菜として果肉を食べます。
この未成熟パパイアを青パパイアやグリーンパパイアと呼んでいます。
ちなみに、パパイアは英語のPapayaの日本語表記なので「パパイヤ」とも呼ばれます。
果物としてのパパイアは日本では沖縄県や九州等の暖かい地域で栽培しています。
しかし、未成熟な状態で収穫する青パパイアはもう少し北の関東地方くらいまで栽培することができます。
また、沖縄県でも果物としてよりも、野菜としての青パパイアの方が多く収穫されています。
青パパイアはシャキシャキとした食感と、味は淡泊ですがほんのりとした甘みがあります。
選び方のポイント
青パパイアは未成熟で新鮮なものが良いので、青色が濃く表面に白い果粉がついているものを選ぶと良いでしょう。
種がある場合と、種がない場合があり、種がある方が味が濃いっと言われていますが見分けるのは難しく、味もそれ程違いがないため気にする必要はないでしょう。
食べ方・調理のポイント
パパイアを半分に切り、上下のヘタを取り除きます。
そして、種とワタをスプーン等で取り除きます(種がない場合があります)。
皮はをピーラー等で剥きますが、皮も食べられるのでそこまでしっかり剥かなくても問題ありません。
生で食べる場合や和え物にする場合は薄くスライスし、炒める場合は千切りにします。
また、青パパイアはアクがあるため、細く切ったら水に10分程度浸してアクを抜きます。
なお、パパイアは未成熟な時期にはタンパク質を分解する酵素が多く含まれているため、肉と一緒に煮込むと肉を柔らかくする効果があります。
ただ、この酵素(包丁で切ると白い液が出てきます)が手につくとかぶれることがあるので、肌が弱い人はビニール手袋をして調理すると良いでしょう。
保存のポイント
保存場所 | 冷蔵庫(野菜室) |
保存日数(目安) | 1週間程度 |
青パパイアはキッチンペーパー等にくるんでからポリ袋等に入れて冷気が直接当たらないようにしてから冷蔵庫(野菜室)に保存します。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こします。
青パパイアの旬
パパイアは南国の植物で、日本では一部の地域を除いて冬を越せません。
しかし、未成熟な青パパイアは沖縄県等の暖かい地域でなくても冬が来る前に収穫できるようになります。
地域にもよりますが、春に植えつけて7~11月頃に収穫でき、この時期が日本での旬と言えるでしょう。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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青パパイア |
青パパイアの栄養
青パパイアは葉野菜ではありませんがビタミンCが多い野菜です。
また、成分表では測定されていませんが、タンパク質・脂肪・糖を分解する酵素(パパイン)や抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含んでいると言われており、その健康効果が注目されています。
食材名 | 青パパイア |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
|
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
|
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
|
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
|||
多価不飽和(n-3) |
-
|
|||
多価不飽和(n-6) |
-
|
|||
コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
||
不溶性 |
-
|
|||
総量 |
-
|
項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
|
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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|
||
ビタミンK |
-
|
|
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
|
|
ビタミンB2 |
-
|
|
||
ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
|
|
||
ビタミンB6 |
-
|
|
||
ビタミンB12 |
-
|
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葉酸 |
-
|
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||
パントテン酸 |
-
|
|
||
ビオチン |
-
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ビタミンC |
-
|
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
不要 |
農薬の使用が少し多いように見えますが、栽培期間が長いため実際には少ないと言えます。
窒素残留のデータはありませんが、実野菜であることも考慮すると窒素影響も少ないと思われます。
このため、有機栽培(オーガニック)にこだわる必要はないでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
青パパイア | 11.3 | 17.7 | 2都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)