ナバナ なばな 菜花
ナバナの概要
名前 | ナバナ |
漢字 | 菜花 |
別名(例) |
油菜(アブラナ) 菜の花(ナノハナ) 花菜(ハナナ) 菜種(ナタネ) |
つぼみやわき芽を食べるアブラナ科の野菜を総称してナバナと呼んでいます。
例えば、アヌラナ科のコマツナを成長させたつぼみをナバナと呼ぶこともでき、ナバナという名前の植物は存在しません。
また、一般的にはナバナは菜の花とも呼ばれるアブラナ科の黄色い花の総称で、区別するために野菜としてのナバナは食用ナバナと呼ぶことがあります。
ナバナにはつぼみと茎を主として食べる品種と、茎と葉を主として食べる品種があります。
一般的にはつぼみと茎を主として食べる品種を単にナバナと呼び、茎と葉を主として食べる品種は品種名(かき菜やコウサイタイ等)で売られていることが多いようです。
また、つぼみと茎を主として食べる品種を和種(日本在来種)、茎と葉を主として食べる品種を西洋種と呼び分けることがあります。
ちなみに、観賞用としては和種ナバナが用いられます。
ナバナには独特のほろ苦さがあり、栄養価も高いことから春を告げる野菜として人気があります。
また、西洋種より和種の方が柔らかく食べやすいのが特徴です。
選び方のポイント
ナバナはつぼみと茎を束ねたものと、袋詰めされたものが売られています。
袋詰めされたものは葉の割合が多いため、束ねたものの方がナバナという意味では扱いやすいでしょう。
また、花が咲いたものは成長しすぎて茎が硬くなっていることがあるので、花が咲いていないものを選びます。
食べ方・調理のポイント
ナバナは野菜としては成長していて硬いため、生では食べられません。
一般的には茹でてお浸しや和え物にすることが多いようです。
茎は固いため1分程度、葉は30秒程度茹でるに留めます。
色落ちを防ぐ場合は茹でた後に冷水ですぐに冷やします。
ナバナの旬
本来のナバナの旬は春ですが、品種改良により冬~春にかけて収穫できるようになっています。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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ナバナ |
ナバナの栄養
ナバナはビタミンE、ビタミンK、葉酸、ビタミンC、鉄を多く含んでいます。
特に、葉酸は野菜の中で最も多く含みます。
面白いのは、加熱すると水溶性の食物繊維が増えることです。
これはデータの間違いではなく、加熱後に冷えると水溶性の食物繊維が増える野菜があるのです。
食材を選択 | |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
|
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多価不飽和(n-3) |
-
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|||
多価不飽和(n-6) |
-
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コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
|
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
|
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不溶性 |
-
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
|
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
|
|
|
ビタミンB2 |
-
|
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||
ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
|
|
||
ビタミンB6 |
-
|
|
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ビタミンB12 |
-
|
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葉酸 |
-
|
|
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パントテン酸 |
-
|
|
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ビオチン |
-
|
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ビタミンC |
-
|
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
ナバナの産地
ナバナは施設栽培もしていますが、露地栽培の方が盛んです。
露地栽培では千葉県と徳島県が多いですが、千葉県は生産量が減少傾向にあり、徳島県は増加傾向にあります。
千葉県は収穫量に比べて出荷量の割合が少ないのですが、束にする際に余分な葉等を切り落としているため重量が減っているのではないでしょうか?
食材を選択 |
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 出典で「…」「×」「不明」「nc」「-」「---」等とされているものは0(ゼロ)と表示しています
農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 小 |
窒素影響 | 小 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
不要 |
ナバナは農薬・窒素肥料の使用は多めですが、一般的な野菜に比べて栽培期間が長いため、栽培期間で考えればそれほどでもありません。
有機栽培(オーガニック)に拘る必要はないでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
---|---|---|---|
ナバナ | 9 | 31.8 | 19都道府県 |
ナバナ類 | 9.5 | 24 | 6都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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和種ナバナ/花芽・茎/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr | ||
和種ナバナ/花芽・茎/ゆで | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | Tr |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています