ズッキーニ
ズッキーニの概要
名前 | ズッキーニ |
別名(例) | 蔓無南瓜(ツルナシカボチャ) |
ズッキーニはキュウリに似ていますがカボチャ(ペポカボチャ)の仲間で、未成熟な実を食べます。
カボチャと違って熟す前に収穫するため甘味があまりなく、ナスとキュウリの中間のような味がします。
開花後(交配後)4日程度で収穫するため収穫時期の判断が難しい生産者泣かせの野菜です。
細長い緑色の品種が主流ですが、成熟が進んだ黄色い状態を食べる品種や丸い品種もあります。
稀に食中毒の原因になるククルビタシンによる苦み(えぐ味)が強いものがあり、その場合は無理して食べないように農林水産省が消費者相談で回答しています。
選び方のポイント
20cm程度が味と食感のバランスが良いとされており、大きすぎると味が濃くなる代わりに繊維質も多くなります。
緑色のズッキーニは味が濃い代わりに青臭さがあるため炒め物に向きます。
黄色いズッキーニは味はあまりしないですが、青臭さがなく柔らかいため生食に向きます。
食べ方・調理のポイント
キュウリに比べて皮がやや固いですが皮も食べられます。
皮を剥かずに加熱調理するか、生で食べる場合は皮を剥くか薄くスライスします。
脂と相性が良いため、ナスのように炒め物や揚げ物にすると良いでしょう。
保存のポイント
保存場所 | 冷蔵庫(野菜室) |
保存日数(目安) | 4日程度 |
丸ごとの場合は低温に弱いので紙袋等に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。
カットされたものはラップで断面と全体を包み冷蔵庫(野菜室)に保存します。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こします。
カボチャの仲間ですが、カボチャと違って保存しても熟成しないので早めに食べましょう。
時間がたつと中身がスカスカになります。
ズッキーニの旬
ズッキーニはカボチャと同じく夏に収穫しますが、カボチャと違って貯蔵しないで食べるため夏が旬となります。
食材 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||
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ズッキーニ |
ズッキーニの栄養
ズッキーニはビタミンKとビタミンCに優れています。
また、カボチャ類に特有なのかカボチャと同様にモリブデンを多く含みます。
食材名 | ズッキーニ/生 |
年齢 | |
性別 |
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可食部重量(g) | |
重さの種類 |
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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エネルギー |
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タンパク質 |
-
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脂 質 |
脂質 |
-
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脂 肪 酸 |
飽和 |
-
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一価不飽和 | - | |||
多価不飽和 |
-
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多価不飽和(n-3) |
-
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多価不飽和(n-6) |
-
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コレステロール | - | |||
炭 水 化 物 |
炭水化物 |
-
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食 物 繊 維 |
水溶性 |
-
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不溶性 |
-
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総量 |
-
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項目 | 成分値 | 接種基準(割合) | ||
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脂 溶 性 |
ビタミンA (レチノール活性当量) |
-
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ビタミンD |
-
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ビタミンE (α-トコフェロール) |
-
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ビタミンK |
-
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水 溶 性 |
ビタミンB1 |
-
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ビタミンB2 |
-
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ナイアシン | - | |||
ナイアシン当量 |
-
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ビタミンB6 |
-
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ビタミンB12 |
-
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葉酸 |
-
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パントテン酸 |
-
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ビオチン |
-
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ビタミンC |
-
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- 一定の比率・計算式等で生成した値を含む
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 目標量
- 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。
- 推奨量
- ほとんどの人が充足している量。
- 目安量
-
十分な科学的根拠が得られず、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に設定した値。
一定の栄養状態を維持するのに十分な量であり、目安量以上を摂取している場合は不足のリスクはほとんどない。 - 推定平均必要量
-
半数の人が必要量を満たす量。
本サイトでは未使用。 - 耐容上限量
- 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限。
- -(ハイフン)
- 未測定。
- 0(ゼロ)
-
食品成分表の最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム及びモリブデンにあっては3/10、ビオチンにあっては4/10。以下同じ)未満又は検出されなかったことを示す。
食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示す。 - Tr(微量、トレース)
-
最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示す。
- ( )カッコつきの数字
-
諸外国の食品成分表の収載値や原材料配合割合レシピ等を基に推計した場合を示す。
出典:日本人の食事摂取基準 2020年
ズッキーニの産地
露地栽培は涼しさを活かして長野県の生産量が多くなっています。
施設栽培は暖かさを活かして宮崎県の生産量が多くなっています。
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農薬・窒素成分の影響
農薬影響 | 中 |
窒素影響 | 大 |
有機栽培 (オーガニック) を推奨するか |
有機推奨 |
農薬使用は少し多い程度ですが、実野菜の割には窒素残留が多いです。
ズッキーニを1本食べると許容量を超えてしまいます。
そのため、有機栽培(オーガニック)等でない限り大量には食べない方が良いでしょう。
農薬・窒素成分の使用量(慣行レベル)
食材 | 化学合成農薬 平均成分回数 |
化学肥料 平均窒素成分 (kg/10a) |
集計範囲 |
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ズッキーニ | 12.3 | 21.2 | 25都道府県 |
- 季節や作型等の値を平均しています
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 成分回数
- 化学合成農薬の成分毎の回数。(例:除草剤1種・殺虫剤2種を散布⇒成分回数3回)
窒素成分の残留値
体重(kg) |
食材 | 出典 | 窒素残留 (mg/100g) |
窒素許容量 (mg/日) |
食材許容量 (g/日) |
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ズッキーニ/生 | 日本食品標準成分表(八訂) 2020年 | 100 |
- WHOが定める1日の許容摂取量(ADI)は体重1㎏に対して3.7mg
- 0は10mg/100g未満を意味します
- Trや(Tr)は10~50mg/100gを意味し、最大値の50mg/100gとして計算しています
- 窒素残留は単位をmg/100gに統一しているため出典と値が異なります
- 食材名は出典から変更している場合があります
- 葉物は茹でる等で最大で半分程度に低減できると言われています