クレソン くれそん

クレソンの概要

名前 クレソン
別名(例) 和蘭芥子(オランダガラシ)
水芥子(ミズガラシ)

ステーキやハンバーグを注文したら何かの葉っぱが付いてきたことがありませんか?

クレソンは葉と茎を食べる野菜で、ワサビやダイコンと同じように爽やかな香りとピリっとした辛みがあります。
そのまま食べても美味しいですが、肉料理や魚料理の付け合わせや、口臭防止によく使われます。

ヨーロッパ原産ですが、日本を含めた世界各地に広く分布する水生植物です。
日本各地に自生していますが、ほとんどは栽培物が流通しています。

選び方のポイント

クレソンは乾燥に弱いためすぐにしおれてしまいます。
このため、葉が大きく真っ直ぐ伸びているものを選びます。

なお、花が咲いたものは茎が硬くなり味が落ちています。

食べ方・調理のポイント

生で食べることが多いですが、茹でる場合は茎が固いので葉より先に茹でましょう。
または、葉はさっと茹で、茎は炒め物に使う等、使い分けるのも良いでしょう。

保存のポイント

保存場所 冷蔵庫(野菜室)
保存日数(目安) 2日程度

乾燥に弱いためティッシュ等に水を含ませ根元を包み、冷蔵庫(野菜室)にポリ袋等に入れて立てて保存します。
ただ、クレソンはすぐにしおれて香りも抜けてしまうので、早めに食べるようにしましょう。

要注意外来生物

クレソンは1870~1871年頃に日本に導入されたとされる外来種です。

日本全国の清澄な湧き水や小川に群生していますが、汚水でも成育できるほど繁殖力が強い植物です。
このため、在来種生物を駆逐する危険性や、水路を塞ぐ雑草として問題になっており、外来生物法により要注意外来生物に指定されています。

それ程繁殖力が強い植物ですが、食用として天然物はほとんど流通しておらず、対策も後手に回っています。
クレソンを栽培する場合は野外に遺棄しないように注意しましょう。